〈来場者にインタビュー〉終始ブライトリング談議に花が咲いていた大阪開催の「BREITLING DAY 2025」をアフターレポート

2025年11月22日から3日間にわたり、大阪市内にて年に一度の「BREITLING DAY 2025」が開催された。スイスの高級時計ブランド【ブライトリング(BREITLING)の魅力を堪能できるこのスペシャルイベントにWATCHNAVI Salon編集長・山口が訪れ、会場の雰囲気や来場者の声をここで届ける。

ブライトリング ブティック 大阪&京都による合同イベントは今回も大盛況

大阪・心斎橋にて毎年開催される「BREITLING DAY」は、ブライトリング ブティック 大阪&京都による合同イベントとなっており、日本国内におけるブライトリング関連イベントとしては最大規模となっている。そのため両店の顧客はもちろん、運営母体であるoomiyaの利用者、関西在住のコレクターまで、幅広く時計好きが集うイベントなのだ。2025年は11月22日(土)〜24日(月・祝)、前回に続きoomiya 心斎橋店 地下1階の特設スペースにブライトリングの世界観の演出が施され、定番モデルから最新作、限定仕様を含むフルコレクションが揃えられた。


↑特設会場でありながら、ブライトリングが世界共通の店舗デザインとしている“インダストリアル・ロフト”に基づくディスプレイを展開。ブランドの世界観が存分に味わえた。コレクションは陸・海・空でカテゴリー分けされ、これらを横断的に体験しながら回れる構成となっていた

 

ではここからは、筆者(WATCHNAVI Salon編集長・山口)が「BREITLING DAY 2025」に訪問し、体感して得た率直な印象をレポートする。


↑BREITLING DAYお馴染みといえる巨大な「B」ロゴのオブジェが来場者を出迎える

 

取材に訪れたのは開催最終日となる24日だったため、客足は比較的穏やかなものと予測していた。しかし実際には、どの時間帯も客足は途絶えることがなく、改めてブライトリングファンの熱を実感することとなった。撮影を進めながら、ブライトリング ブティック 京都のスタッフ 西川さんに今回のBREITLING DAYの見どころ、ブライトリングのニューモデルに対する人々の声、いま欲しいブライトリングの時計などについて話を聞いた。

BREITLING DAYでは、販売スタッフまたはメーカーのセールスパーソンとより近い距離でコミュニケーションを図れることが特徴のひとつといえる。来場者たちもそのような接客を受け、ブライトリング談議に花を咲かせ、楽しいひと時を過ごしていたに違いない。


↑ブースにニューモデルや限定モデルが展示されており、スタッフの接客のもとで自由に触れることも試着することもできた。また、接客用テーブルも複数用意されており、座りながらゆっくりと欲しい時計の吟味ができる環境が整えられていた

 

今回、筆者が思わず「欲しい!」と唸ったのは、リリースされたばかりの「ナビタイマー オートマチック GMT 41 ジャパン リミテッド」。18Kレッドゴールド製のケースがエレガントな日本限定仕様だが、ナビタイマーのGMTモデルで“レッドゴールドケース+ブラックダイアル”の組み合わせは、レギュラーラインナップには存在しないとのこと。クロノグラフとは一線を画す、落ち着きの中にある華やかさが大人の色気を漂わせ、さらに50本のみというレアな逸品。当然ながら会場でも注目を集めていた。


↑「ナビタイマー オートマチック GMT 41 ジャパン リミテッド」を試着。このような最新のリミテッドエディションのほか、取り扱いがブティックのみに限られている少量生産モデルもブライトリングには存在する。そのため気になるモデルの問い合わせは、品揃えが豊富なブティックがお薦め


↑「ナビタイマー オートマチック GMT 41 ジャパン リミテッド」 Ref.R323101A1B1P1 236万5000円/自動巻き(Cal.ブライトリング32)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース、アリゲーターストラップ、ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタル風防。直径41mm、厚さ11.65mm。3気圧防水。

 

この日は開催されておらず取材がかなわなかったが、BREITLING DAYでは「スタジオ・ブライトリング」(日本におけるブライトリング公式メンテナンス・サービスセンター)の技術者が会場へと出張し、ブライトリングの時計の状態診断や使い方を無料相談できる「メンテナンス・アドバイス」が実施されている。ブランドの品質を支えるメンテナンスの世界を知ることで、ユーザーは確かな安心感を得ると同時に、「このブランドを選んでよかった」という納得を改めて実感できる。これもBREITLING DAYの魅力のひとつだ。

 

BREITLING DAY 2025の来場者に聞いた「ブライトリングの魅力」

取材当日、会場に足を運んでいた来場者に、率直な感想を伺う機会を得た。3名ともすでにブライトリングを愛用されており、そのデザインや機能性、所有欲を満たしてくれるアイテムとして堪能されていた。その上で、再びブライトリングの時計を購入されるところをキャッチ! 話を伺った。

〈来場者① だいふぐ さん「クロノグラフ好きなら、ブライトリングに行き着くのは自然の摂理ですね」

「2000年頃、ナビタイマー・ファイターズに偶然出会ってしまったのがすべての始まりでした。今でもとても思い入れの強い時計ですね。その後、oomiyaでベントレーとのコラボモデルを購入し、ポルコ・ロッソ限定モデルも手に入れ、そして今回、記念すべき4本目として迎え入れると決心したのが、スプリットセコンド・クロノグラフ(プレミエ B15 デュオグラフ 42)でした。モータースポーツ観戦が趣味なので、クロノグラフに惹かれるのは当然のことだったのだろうと感じています。そして、クロノグラフといえばやっぱりブライトリング。……こう考えると、ここに行き着くのはごくごく自然な流れだったのかもしれません(笑)」

↑「プレミエ B15 デュオグラフ 42」 Ref.AB1510171C1P1 150万7000円/手巻き(Cal.ブライトリングB15)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ、ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタル風防。直径42mm、厚さ15.35mm。10気圧防水。

 

〈来場者② H.K. さん「思いきってゴールド&ダイヤモンドをセレクト。休日の外出時に着けるのが今から楽しみ」

「以前、ブライトリング ブティック 大阪で購入させてもらったことから繋がりができて、今回のイベントに来ることとなりました。スタッフの皆さんはいつも明るく、リラックスして利用できることがとても好印象です。プレミエのベントレーコラボモデルを所有しているのですが、高級感と作りのしっかりさが気に入っていて、仕事中も着けることができて重宝しています。これとは打って変わったモデルも欲しいと思い、今回はチャレンジする気持ちでゴールドケースにダイヤモンドが入ったラグジュアリーなクロノマットを選びました。BREITLING DAYのような特別な機会でないと、なかなか出会えないということも決め手でしたね」


↑「クロノマット B01 42」 Ref.RB0134721B1S2 492万8000円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(シースルーバック)、ラバーストラップ、ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタル風防。直径42mm、厚さ15.1mm。20気圧防水。

 

〈来場者③ T.K. さん次に手にするならゴールドモデル! そんな思いもある中で気品あるクロノマットに出会いました」

「ハウス・オブ・ブライトリング 大阪 by OOMIYAの時代から大阪のブティックを利用しており、これまでクロノマットやプレミエなど複数本を愛用してきました。メンテナンスを特別価格で受けることができたり、限定イベントに参加できるクラブ・ブライトリングの制度も、正規で購入する特典として大きな魅力を感じています。この日本限定クロノマットを選んだ理由は、“次に手にするならゴールドモデル!”という思いがあってのこと。クロノマットのデザインが好きですし、個性のあるブラック マザー オブ パールダイアルにも、(サテン仕上げの)控えめなレッドゴールドのエレガントな雰囲気にも惹かれました。こうした希少なモデルに出会うことができ、とても満足しています」


↑「クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド」 Ref.RB01346A1C1S1 351万4500円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(シースルーバック)、ラバーストラップ、ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタル風防。直径42mm、厚さ15.1mm。20気圧防水。

 

〈取材を終えて〉

「年に一度、大阪で開かれるBREITLING DAYでは、注目のニューモデルや希少な限定コレクション、さらにはコレクター垂涎のコンプリケーションウオッチまでが並び、ファンならずとも心が躍る光景が広がる。しかし、数々の時計以上に筆者の心に深く刻まれたものが、会場のあちこちで咲いていた来場者とスタッフが交わす笑顔である。来場者からは、“スタッフが自分の時計の好みをよく理解してくれており、提案がとても的確”といった声を聞けた。そのコミュニケーションの濃さや時計を熟知していることが、BREITLING DAYを特別なイベントとして成り立たせている背景だろう。ブライトリング ブティック 大阪&京都が誇る専門知識とホスピタリティは、単なる接客を超え、時計を愛する者同士の温かな交流を生み出している。今回のイベントでも、そうしたスペックやデザインだけではないブライトリングの魅力の一端に触れることができた」

 

【ブライトリング ブティック 大阪】
TEL:06-4704-1884
住所:大阪市中央区南船場4-12-6
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜

【ブライトリング ブティック 京都】
TEL:075-212-1884
住所:京都市下京区立売西町76-2
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜

https://www.jw-oomiya.co.jp

 

※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。写真の一部時計の本体には保護フィルムが装着されています。

Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部) Photo/鈴木謙介