「人生の節目の記念に時計を選んでほしい」岡山TOMIYAの女性スタッフに聞く時計の魅力
時計の名店を巡って、スタッフに好きな時計や地元に対する想いを語ってもらうインタビュー連載3回目は、西日本最大級の時計店グループとして知られるトミヤのユーロサロンにお邪魔。セレブ御用達のコレクションを揃える同店の若手女性スタッフ、藤井梨紗子さんへの取材を通し、名店・トミヤが岡山で長年愛されている理由を探る。
自信を後押ししてくれるアイテムとして時計は最良の選択
笑顔が素敵な藤井さんはトミヤ入社3年目。時計の奥深さに触れたことで興味が沸き、いまでは人と話す際にはついつい腕元をチェックしてしまうという。「もともと接客業が志望で、ブライダルにも興味がありました。トミヤ入社後は時計の販売を担当するようになったことで、時計も好きになりましたね」(藤井さん)
当初、時計について学んだり、接客をする際は“発見”も多かったという。「ブランドの歴史の長さや小さな機械の中の技術に驚きましたね。それに高級時計に対して強いこだわりを持つお客様が多く、知識が豊富な方々にも驚かされました」
そんな藤井さんがいまもっとも注目しているメンズウオッチとするのが、角型のロングセラーシリーズだという。「クラシックスタイルのレベルソは、ジャガー・ルクルトの歴史そのもの。シンプルかつエレガントな佇まいが、ビジネススーツやパティーシーンにマッチします。ブルーダイアルも気品のある色合いで、女性視点からでもセンスを感じます」
藤井さんは見た目だけではなく、機能にも言及する。「ユニークな反転式ケースのため、“一本で二度美味しい”(笑) 裏面がデュアルタイムになっているので、海外旅行や海外出張に出かける際にとても便利です」
接客時にレベルソを紹介する際は、反転式ケースの構造についても触れるという。機能からデザインまであらゆる魅力を解説し、納得してもらえるまで接客する。藤井さんのモットーだ。その根拠は、自身のカルティエを購入した経験に基づくものでもあるという。「トミヤに入社後、はじめて買った時計がこのタンク ルイ カルティエです。ローマ数字を使った白文字盤とイエローゴールドケースという、歴史的にも不変なデザインに一目惚れしました。高額なため迷いましたが、意を決した購入でした(笑) スタッフである私がそう思ったのですから、お客様にとっても一大イベントであるはず。接客に対する考え方が変わりました」
愛情に満ちたまなざしで自身のタンク ルイ カルティエを見つめながら語ってくれた藤井さん。この時計が気づかせてくれたことを、もうひとつ話してくれた。「自分を大きく見せたいわけではありませんが、着用するようになってから自信が持てるようになりましたね。あらゆる時間をともに過ごす“相棒”として、支えてくれる存在です。皆様にとってのそんな時計との出会いを、サポートしていきたいです」
藤井さんはトミヤが毎年開催しているトミヤ創業祭をきっかけに、タンク ルイ カルティエの購入に至った。そのような記念の逸品には本格時計が相応しく、実際に購入者が増えていることも実感している。「たとえば昇進や結婚を機に、時計をお買い求めくださる方は増えています。人生の節目の記念として、普段から着けやすく実用的な時計が選ばれているのでしょう。お客様にはその後も、別の記念品として時計や指輪をご購入くださる方もいらっしゃいます。重要な節目のお祝いをお手伝いできることは嬉しい限りです」
そんな特別な節目に選んでほしい時計について尋ねた。「ほかの方が持っていないユニークな一本を選んでいただくと、きっと思い出も深いものになるのではないでしょうか? そうするとブレゲのトラディション 7027などはいかがでしょうか? 時計の歴史上、特別な存在であるブレゲ自らが開発した“パラシュート(テンプの耐衝撃吸収機構)”を搭載しています。ローズゴールドケースに、スケルトンシルバーの地板とブラックダイアルの見た目も芸術的でキレイ!」
藤井さんが勤務するトミヤ ユーロサロンは、煌びやかな高級時計やブライダルジュエリーを数々取り揃えている。ある意味、憧れを抱くアンリアルな空間ともいえる。だからこそ休憩時間や休日はリラックスできる場所で過ごし、オンタイムとオフタイムを切り替えているという。「ランチにはパスタ食堂アントロワをよく利用しています。パスタの種類が豊富で、どれも美味しいんです。落ち着た雰囲気のオシャレな店内での時間は、次の仕事に向かうためのリセットタイム。ケーキにも癒されてます(笑)」
「いまの時代、時計は必需品というわけではありませんが、記念の感動を呼び起こしてくれたり、自信を後押ししてくれるアイテムだと感じています。そんな価値あるもののご購入のお手伝いをしていることを自覚し、今後も時計販売に携わっていきたいです!!」
終始、笑顔で取材対応してくれた藤井さん。接客時もきっとにこやかなに応対されるに違いない。自身ではまだまだ時計は勉強中と話すが、明るくピュアな人柄は好印象。きっと“相棒”的な時計へと、導いてくれることだろう。そんな温かさを持つスタッフが集うトミヤなら、一生時計を任せることも安心。時計の名店として、地元・岡山で愛され続けていることも頷ける。
<取材・撮影協力>
トミヤ ユーロサロン
Tel:086-232-1038
住所:岡山県岡山市北区表町2-2-58
営業:11:00~19:30
定休日:無休
https://www.tomiya.co.jp/
取扱ブランド:カルティエ、ブレゲ、ショパール、ジャガー・ルクルト、グッチ、ラルフ ローレンなど
<藤井さんお気に入りの地元店>
パスタ食堂アントロワ