時計のコンシェルジュに聞いた、女性目線のウオッチ選び vol.3 ――パネライ編
時計専門サイトWATCHNAVI Salonがおくる特別連載「時計のコンシェルジュに聞いた、女性目線のウオッチ選び」は、消費者にもっとも近い立場である時計店の販売スタッフに、女性ならではの視点からメンズウオッチを選んでもらうという企画。今回は、oomiyaグループの和歌山本店の丸谷さんのインタビュー内容をお届けする。
<oomiya 和歌山本店>丸谷さん
「時計の文字盤色で個性を表現するのがオシャレだと感じます」
丸谷さん、実はoomiyaスタッフになる以前に現在勤めている和歌山本店で時計を購入したことがあったそうだ。
「就職する数年前にoomiyaに訪れました。第一の印象が店内の高級感。その雰囲気に驚きましたね(笑) でも、その時に応対してくれたスタッフの方がとても丁寧で、好印象だったことも記憶しています。時計のことに詳しくなかった私に、いちから説明してくれました。いつか自分もこういった素敵なお店で働きたい、そう憧れを持ちましたね」
その後、他の業種から転職する際に当時を思い出してoomiyaの販売員募集に応募。晴れて和歌山本店のスタッフになる夢が叶った。
「働くようになってから時計がさらに好きになり、知識もつきました。そこで目に留まったのがIWCのパイロット・ウオッチの36mmモデル。女性でも着けやすいサイズで、レザーストラップのため軽量です。見た目も美しいシルバー文字盤もお気に入りで、仕事中以外でも着用を楽しんでいます。他のスタッフからも好評だったため思い切って購入した、自慢の逸品です(笑)」
「パネライらしさを生かしつつ、新しいサイズとカラーを調和させています」
丸谷さんは自身の経験もあり、時計を選ぶうえで“顔”となる文字盤デザインにこだわってほしいと話す。
「他の人とカブりにくい時計を好まれる男性のお客様も増えています。そのような方には、定番色とは異なる文字盤カラーをご紹介することがありますね。たとえばルミノール ドゥエの新色はいかがでしょうか? パネライらしいクッション型ケースに、柔らかな印象のホワイト文字盤をセット。針とインデックスの夜光の色もビンテージ調で、クラシカルな雰囲気を与えています。薄型なのでスーツの袖口に引っ掛かりにくいですし、ワンタッチでストラップの交換ができるようになっていて便利です」
自らが選んだのがIWCのパイロット・ウォッチ、大人の男性に薦めたい一本がパネライのルミノール ドゥエと、実用志向の時計が登場した。そこで、逆に趣味性の高いモデルのイチオシを尋ねたところ、実にアーティスティックなデザインウオッチの名前が挙がった。
「ウブロのオーリンスキーモデルは、ケースだけではなく文字盤や針にも繊細な仕上げによるファセットが施されており、どの角度から見ても光りの反射で煌びやかに映ります。チタンモデルも美しいですが、よりコレクション性を求めるなら18金のキングゴールドモデルをご提案したいです。どちらも適度なサイズで安心の防水仕様ですので、普段使いの一本としてもお使いいただけます」
時計販売員として着実にステップを踏んでいる丸谷さん。こんなエピソードも披露してくれた。
「ご夫婦で来店されたお客様にあるブランドの特徴や歴史を紹介したところ興味を持ってくださり、ご主人様に購入いただきました。その一週間後に再びご来店くださって、今度は奥様が同じブランドの時計を購入されました。理由をお尋ねしたところ、前回接客時の説明で高級時計に対する見方が変わり、使ってみたいと思うようになられたということでした。そう仰っていただけたことが大変嬉しかったですし、とても自信になりました。
皆さんのなかにも、ご夫婦でペアモデルや同じブランドの時計を持つことに憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのようなお客様と素敵な時計の出会いを、これからも繋げていきたいです」
時計には時刻を知らせる機能やファッションとしての役割りの他に、思い出や記念などを“記憶”するためのメモリアルなアイテムという側面もある。特別な想いを込めるからこそこだわりたいし、アドバイスをくれる販売員はプロであってほしい。西日本を中心に多店舗を展開する正規時計販売店oomiyaは、丸谷さんのようなブランドウオッチに精通する女性スタッフも多く、的確なサポートが期待できるのだ。
<取材・撮影協力>
oomiya 和歌山本店
TEL:073-474-0038
住所:和歌山県和歌山市栗栖755-1
営業:11:00~18:00(※時短営業中)
定休日:水曜
※取り扱いブランドは、オフィシャルサイト(https://www.jw-oomiya.co.jp/)に掲載。