1884年創業のスイスの高級時計ブランド【ブライトリング(BREITLING)】の専門店、「ブライトリング ブティック 広島」が広島市内にオープンした。日本国内9店舗目のブティックで、中国エリアでは初の出店となる。同店をプロデュースするトミヤコーポレーションの古市聖一郎代表取締役社長に、オープンの経緯や注目のコレクション、今後実施する予定のサービスなどについて尋ねた。
中国地域におけるブライトリングの魅力発信地として機能
ブライトリング ブティックは2011年のニューヨークの出店以降、世界各地で精力的に展開している。日本では銀座、大阪、福岡のほか、2022年に限っても京都と名古屋と表参道、そして11月22日に広島がオープンとなった。今回はコンセプトショップ「スピリット・オブ・ブライトリング広島」(2015年オープン)を、「ブライトリング ブティック 広島」として拡大リニューアルを図ったもの。移転先は広島市中区の中心地である袋町エリアで、ラグジュアリーブランドのストアが軒を連ねる並木通り沿い。中国地方初のブライトリング ブティックで、国内9店舗目である。
外観やインテリアは、ブライトリングが全世界で共通テーマとして掲げているモダンレトロな装いのインダストリアル・ロフトデザインを採用。最大で180本ぶんの展示が可能で、人気の定番ウオッチからニューモデル、限定時計まで圧倒的な品揃えを誇る。
有数の正規店グループを牽引するリーダーが語るブティックの魅力 ↑トミヤコーポレーション代表取締役社長・古市聖一郎さん 2022年11月22日にオープンを迎えた「ブライトリング ブティック 広島」にて、運営するトミヤコーポレーションの古市代表取締役社長へのインタビューが実現した。 ―― 広島にブライトリング ブティックをオープンした理由とは? (古市さん)「岡山を拠点とするトミヤには、これまでも広島県など西の方面からもお客様に足を運んでいただいておりました。そうした背景もあり、2015年にTOMIYA広島店をオープンしました。ここの2階ではスピリット・オブ・ブライトリング広島を展開し、中国エリアにご在住のブライトリングファンの方々からランドマークとしてご利用いただいておりました。これを発展させ、さらなるラインナップの充実化と世界観の演出を目的にブティックとしてのリニューアルを図ったのです」 ―― 取材時、奥行きのある十分な広さのワンフロアには、2022年の象徴的なニューモデルから定番のクロノグラフ、レアな限定ピースまで豊富な顔ぶれが揃っていた。その中でも注目の一本は? という問いに、古市さんが答えてくれたのが新ナビタイマーのゴールドケースモデルだ。 (古市さん)「ブティック限定モデルではないですが、生産本数が少なく、入荷自体が非常にめずらしいナビタイマーのレッドゴールドバリエーションをご紹介したいです。アイコニックピースとしての格式、ファンから喜びの声が届いているAOPAロゴの復活、気品に満ちた美しいレッドゴールドケースなど、語りどころの多い一本。腕が細い方もフィットしやすい41mm径のサイズも絶妙です」 ―― どのようなブティックとして運営していく方針なのか? (古市さん)「ブライトリングを目的にTOMIYA広島店をご利用いただいてきたお客様は、30代~40代の方がもっとも多い層でした。他のエリアに比べても若い方がブライトリングに興味を持たれていることがわかります。その方々の期待に応える店舗であると同時に、これまで高級時計に興味を示されてこられなかった方にもご注目いただけるような提案もしていきたいですね。ブライトリング ブティックでは、15人くらいまでのお客様にお集まりいただく“スマートイベント”を開催しています。広島のローカルなお店とのコラボイベントや、お子様と一緒に楽しんでいただけるような企画も考えています。どうぞご期待ください」 ↑《古市さん注目の一本》 ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 Ref.RB0139211G1P1 222万7500円/18Kレッドゴールドケース
|
圧倒的な品揃えを誇るブライトリング ブティック 広島では、同ブランドに精通し、その情熱を伝えるブライトリング・スペシャリスト(公認販売員)の中田店長らが接客。国内のブライトリング ブティックが独自に実施している3年間の定期点検サービスのほか、こちらも独自サービスである特別なダイヤモンドワークスモデルの受注も対応可能予定だ。もちろん“ブライトリング談議”にも気軽に応じてくれることだろう。
<取材・撮影協力>
ブライトリング ブティック 広島
TEL:082-504-1884
住所:広島県広島市中区袋町7-1
営業時間:11:00~19:30
定休日:水曜
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、休業日や営業時間の変更などを行っている可能性があります。
※スタッフは接客時、感染症予防のためマスクを着用しています。
※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。
Text:山口祐也/Yuya Yamaguchi(WATCHNAVI) Photo:岸田克法/katsunori kishida