その行為が逆効果に!?覚えておきたい時計マナーの常識集【アンティークショップ編】
時計を購入する際や、日常のケア、プロへの修理依頼などなど。あなたの“いつも”の行為、ひょっとしたらマナー違反になっているかもしれません。意外に知らない“時計界の基本マナー”、前回のユーズ&ケア編に続き、今回はアンティークショップでのシュチュエーションを見ていきましょう。
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独特な「こなれ感」が好きでアンティークのダイバーズを探し中。「実際にダイビングにも使えるモデルを」とオーダーした
アンティークを選ぶ際には、「自分がどんなシーンで」「どんな目的で」モデルを探しているのかをスタッフに伝えるのは、上手に時計を選ぶ最重要ポイント。スタッフも歴史を経たヴィンテージ系ではなく、年式の新しい現行のユーズド系を勧めるなどしてくれるので、来店時には目的や予算、求めるジャンルなどをまずはしっかりと伝えておきましょう。
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ほぼ気に入ったが、リューズの緩みが少し気になったので新品に交換をオーダーした
部品の状態も個々に違うアンティークの場合は、リューズやボタンなど操作感もそれぞれに異なるもの。ちょっと違和感を感じた場合は、その旨を具体的にスタッフに伝えるのは、購入時の正しい方法です。部品ストックがあって交換可能な場合は快く応じてくれる場合が多いので、まずは気軽にスタッフに相談してみましょう。
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1980年代製のクロノメーターを購入。日差を調べたら+40秒もあったので、ショップに再調整を頼んだ
精度が一定範囲内の規格で製造される現行新品と異なり、アンティークの場合は年式や状態、ムーブの種類によって精度も個々にマチマチ。一般的には40秒以内なら「高精度を保った状態」、1分以内が「許容範囲」とされているので、精度が気になる人は、購入前に必ず確認を。精度が急に大きく変化した場合などには再調整をお願いするようにしましょう。
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メーカー、機種、年式が同じモデル。「他店では6万円安かった」と値切り交渉をした
販売定価が決まっている現行品と異なって、アンティークの場合は価格も日焼けやキズなど外観の程度、ムーブの状態などによって異なるので、他店と価格を比較するのは無意味。他店より「価格が高い」ということは、その展示モデルより「状態が優れている」ことを意味するので、値切り交渉はしないように注意!
外観や機械の状態が異なり、それぞれ違った個性を放つアンティークには、知っておくべき基本常識が各種存在します。購入前には最低限のことを覚えてお店へ行くようにしましょう。