【試着レビュー付き】スマートなデザインで大人気の「ティソ PRX」に自動巻きウオッチが追加登場! 磁気に強くパワーリザーブも強力!!

スイスの時計ブランド【ティソ(TISSOT)】は1853年の創業以来、技術革新を推し進め、歴史に残るモデルを数々送り出してきた。1978年登場の「PRX(ピーアールエックス)」もそのひとつだ。今年2月にはこの復刻版が発売されて話題をさらったが、今回は待望の自動巻きバージョンが発表された。

スタイリッシュなデザインと薄さはそのままに、自動巻き化を達成

 

年初発表された「ティソ PRX(クオーツ)」は2021年2月26日の発売以来、記録的なヒットを続けている。とくにブルーダイアルの人気ぶりは、今年を象徴するニュースとなりそうな勢いである。

「ティソ PRX」Ref.T137.410.11.041.00 5万5000円/クオーツ(Cal.ETA F06.115)。ステンレススチールケース&ブレスレット、サファイアクリスタル風防。直径40mm(厚さ10.4mm)。10気圧防水

 

クオーツムーブメントを搭載するこの「ティソ PRX」をベースに、ソリッドな質感やスリムな一体型デザインを踏襲しながら、所属するスウォッチ グループのエクスクルーシブな「キャリバーパワーマティック80」を採用した自動巻きバージョンが新登場する。1978年のオリジナルモデルはクオーツのみの設定だっただけに、新作「ティソ PRX オートマティック」はシリーズ初の自動巻きモデルである。

「ティソ PRX オートマティック」の特徴について掘り下げたい。まず搭載する「キャリバーパワーマティック80」は、最長80時間駆動を実現するロングパワーリザーブのスイス製ムーブメントで、精度も信頼性も十分。そして耐磁機能を持つ、非磁性合金のニヴァクロン(Nivachron)™製のヒゲゼンマイが使われているのも魅力だ。スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器が発生させる磁気に対し、高次元の耐性を発揮する。このパーツを備えることで裏蓋のシースルー化が実現し、ムーブメントを眺められるようになっている。

本機のダイアルにはエンボスド・チェッカード・パターンが施されており、サンレイ仕上げのクオーツモデルとは印象が異なる。よりクラスアップしたイメージだ。この文字盤がセットされているトノーフォルムのケースは、直径40mmでクオーツモデルと同じサイズ。厚さはクオーツモデルよりもわずかに厚みのある10.93mmを形成。ベゼルはポリッシュ仕上げの面取りと垂直方向のサテン仕上げを組み合わせ、外観上の美しいアクセントになっている。

右が自動巻きの新作「ティソ PRX オートマティック」で、左がクオーツの「ティソ PRX」。直径は40mmで変わらず、厚さもわずか0.5mmの差

 

「ティソ PRX」の魅力であるソリッドなデザインを引き継いだ「ティソ PRX オートマティック」。バリエーションはブルーダイアルとブラックダイアルのほかに、ベゼルやダイアル上の一部にローズゴールドPVDを施したパーツを使ったシルバーダイアルの3種類がラインナップされる。2021年8月20日からティソ直営ブティックおよび公式オンラインストアで先行発売後、9月1日からはティソの正規取扱店全店でリリースが始まる。

「ティソ PRX オートマティック」Ref.T137.407.11.041.00 8万2500円/自動巻き(Cal.パワーマティック80)、80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防。直径40mm(厚さ10.93mm)。10気圧防水

 

問い合わせ先:ティソ TEL.03-6427-0366 https://www.tissotwatches.com/ja-jp/

Text/WATCHNAVI編集部