スイスの高級時計ブランド【ブライトリング(BREITLING)】が、人気のダイバーズウオッチ「スーパーオーシャン」のリニューアルを発表した。デザインが一新され、さらにスポーティな装いとなった新コレクションは、1970年代に発表された「スーパーオーシャン スローモーション」をルーツとしている。ケースサイズは46・44・42・36mmを揃え、それぞれバリエーションを複数ラインナップしている。価格は56万1000円~(税込)。
シンプルな美しさを踏襲しながら、現代的な機能と鮮やかなカラーを採用
リニューアルされたスーパーオーシャンの魅力は、何と言っても外観の新しさにある。これまで以上にカラーダイアルが増え、サイズのラインナップも充実しており、好みに合わせた一本を見つけやすい。これらの特徴によってダイバーズウオッチという枠を飛び越え、サーフィンや海水浴、ビーチのバーでのパーティにも映える“シーウオッチ”として機能する。
ユニークなデザインのルーツはというと、半世紀以上前に遡る。1960年代は、海洋探検家であり、ダイビング器材アクアラングの開発者であり、そして深海に焦点を当てたドキュメンタリー映画『沈黙の世界』の監督を務めたジャック=イヴ・クストーの影響もあって、スキューバダイビングが普及。マリンスポーツが新たなアクティビティとして確立された。そこで潜水に耐える頑丈で正確な腕時計の需要が高まり、数々のダイバーズが生み出された。その中でも1957年に初めて登場したブライトリングのスーパーオーシャンは、本格的なツールウオッチとして高く評価され、以降、様々なバリエーションや後継機を輩出してきた。今回のニューモデルは、1970年代に一世を風靡した「スーパーオーシャン スローモーション(マークⅡ)」にインスピレーションを得て開発されたものである。
新生スーパーオーシャンは、ルーツのスーパーオーシャン スローモーションをよりシンプルに表現し、ブランドが理念とする“プロフェッショナルのための計器”に立ち返ることに重点を置いて開発された。オリジナルが持つ個性的なスタイルを踏襲しつつ、クロノグラフを取り除いてセンター秒針を設置。裏蓋の出っ張りを低減し、先代に比べてどのサイズもケースをスリム化している。より実用的で、フィット感を高めることに成功したのだ。ケースサイズは、大きい方から46・44・42・36mmの4種類を展開。それぞれダイアルカラーと素材違いを複数揃える。ストラップはスポーティなラバーと3列の新型メタルブレスレットの設定があり、いずれのフォールディングクラスプにもエクステンション機能(調整可能な幅が約10mm~15mm)が搭載されており、ラッシュガードやウェットスーツの上から装着する際に便利なほか、汗ばむ季節に微調整したいと思い立った時にも役立つ。
ケースのサイズを問わず、共通して30気圧防水を確保。針とインデックスに蓄光のスーパールミノバを塗布し、光が届きにくい水中においても優れた視認性を誇る。さらにスーパーオーシャンのレギュラーモデルとしては初めて、逆回転防止ベゼル(46mmモデルは特許取得のロック付き両方向回転ベゼル)のトップ表面をセラミック製としている。分目盛りはレーザー刻印による立体的な表示で、こちらも読み取りやすい。セラミックベゼルの採用によって、もっとも傷が付きやすい箇所の硬度がアップし、退色にも強くなり、美しさを長くキープできるように進化している。
【46mmモデル】最大サイズはセキュリティロック付きの両方向回転ベゼルを搭載
【44mmモデル】定番カラーのほかにグリーンダイアルもラインナップ
【42mmモデル】ブライトリング初のブロンズケースにグラデーションダイアルを融合
【36mmモデル】鮮やかなカラーダイアルで腕元を彩るユニセックスサイズ
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/
Text/WATCHNAVI編集部