【腕時計ブランドの教科書 GIRARD-PERREGAUX】18世紀末からの長い歴史と伝統を誇る名門 (ジラール・ペルゴ)
時計製造の伝統を知り尽くす老舗
ジラール・ペルゴは、18世紀末からの長い歴史と伝統を誇る名門。1860年代に製作したスリー・ゴールド・ブリッジ付きトゥールビヨンのスタイルを現在も継承するなど、伝統的な時計製造をいまに伝えている。トゥールビヨンの他、ミニッツリピーターをはじめとした複雑時計製造の名手として有名。その一方、1970年にはスイスで最初にクオーツ時計を量産するなど、新分野の開発にも余念がない。
日本の時計業界とも縁が深く、創業者一族のフランソワ・ペルゴは1860年に来日し、スイス時計の普及に尽力した逸話もある。
複雑機構を搭載する「ブリッジ」コレクションに施された熟練職人による仕上げの技法は、「1966」や「ヴィンテージ1945」「ロレアート」などの人気コレクションにも活かされている。
八角形と円形を組み合わせたベゼルに、ケースと一体型となったH型ブレスなど、斬新なデザインコードを確立。1975年の誕生時に一世を風靡した不朽の名作が2017年からレギュラー化。シャープなラインを描く一体型ブレスは、着用感も軽快。自動巻き。SSケース。10気圧防水。
同社のトゥールビヨン機構を象徴するスリーブリッジの意匠を、通常モデルに体現した新コレクション。6時位置にブリッジで固定されたテンプや、文字盤がなくケース内側から突き出したインデックスが特徴的だ。自動巻き。チタンケース。30m防水。
1966年にヌーシャテル天文台から時計製造への貢献を讃える賞を贈られたことにオマージュを捧げたアイコンコレクションに、2016年から加わった待望のSSモデル。ハイエンドコレクションと同様に、細部まで丁寧な仕上げが施された逸品だ。自動巻き。SSケース。
ブランド創業225周年を記念して、オリジナルの懐中時計「ラ・エスメラルダ」のデザインと機構を忠実に再現し、自動巻きムーブメントを搭載して2016年に登場。1分間で1回転するキャリッジは、優雅な造形を描く伝統の「ライラックの花」を継承。18KPGケース。
○GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ)
創業年=1791年
創業者=ジャン=フランソワ・ボット
創業地=スイス/ジュネーブ
現代表=アントニオ・カルチェ
問ソーウインド ジャパン 03-5211-1791
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