【腕時計ブランドの教科書 ウブロ】"王の時計"とも称された腕時計界の風雲児(HUBLOT)
革新的な時計作りで独自の地位を確立
ゴールドケースにラバーストラップを組み合わせたスタイリッシュなモデルで1980年にデビューし、スイス時計界に新風を吹きこむ。最大の特徴は、フランス語で「舷窓(げんそう)」を意味するブランド名通りの丸型のビス留めベゼル。王族の愛用者が多いことから"王の時計"とも呼ばれる。
時計界に偉大な功績を残す現会長のジャン-クロード・ビバー氏がCEOに就任した翌年の2005年には、"The Art of Fusion"をコンセプトに掲げ、象徴モデル「ビッグ・バン」が大ヒットする。
現在はサッカーワールドカップの公式計時を務め、フェラーリとパートナーシップを締結するなど、時計界に留まらず様々な分野で存在感を示している。
【ウブロの代表作】
フェラーリの息吹を間近に感じられる迫力の造形美
タコメーターのようにデザインされた60分積算計や、スピードメーターからインスピレーションを得た日付け表示など、フェラーリの世界観と個性を融合。フライバック・クロノ機構搭載。世界限定500本。自動巻き。18Kキングゴールドケース。
ポリッシュ&サテン仕上げを施したチタニウムの多層構造ケースに浮き立つホワイトインデックスが、存在感を放つクロノモデル。エル・プリメロをベースにウブロ特別仕様に作り直した自動巻きスケルトンムーブを搭載。日本限定。
同社独自の18Kキングゴールド製ケースとブルーガルバニックのダイアルが、見事なコントラストを描くラグジュアリーモデル。アリゲータストラップの裏側にはラバーを縫合することで、快適な装着性を実現。自動巻き。
ダイアル側にクロノグラフ機構を配置。コラムホイールの動きなど精緻なクロノ機構のメカニズムを堪能できる完全自社開発・製造のフライバック・クロノムーブ「ウニコ」を搭載。チタニウムケース&セラミックベゼル。自動巻き。10気圧防水。
【ウブロの新作ウオッチ2018】
これまで顔料を焼くと黒くなるため、一番難しいとされていたセラミックの鮮やかなレッドの発色に成功し、さっそくビッグ・バンに採用して世界を驚かせた。
4年の開発を経てセラミックの加圧と加熱焼結の融合により、顔料を焼かずに鮮やかなレッドを生み出すことに成功。この特許技術は従来の1200HV2から1500HV1へ硬度向上ももたらした。情熱の赤は、技術力の証でもある。
○HUBLOT(ウブロ)
創業年=1980年
創業者=カルロ・クロッコ
創業地=スイス/ニヨン
現CEO=リカルド・グアダルーペ
問LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ 03-3263-9566