【腕時計ブランドの教科書 ボーム&メルシエ】群を抜いた技術力の高さを誇る名門ブランド(BAUME & MERCIE)
時計界に新風を吹き込む先進的な技術力が魅力
1830年にボーム兄弟会社として創業。1892年にキュー天文台精度コンクールで史上最高得点をマークするなど、群を抜いた技術力の高さを誇る名門ブランド。1920年、創業家の3代目ウィリアム・ボームと美術品愛好家で実業家のポール・メルシエがパートナーを組み、現在の社名に変更。以来、確かな品質と、独創的な意匠で名声を得てきた。
1973年には12角形ベゼルが特徴的な「リビエラ」、1994年には角型時計ブームの先駆けとなった「ハンプトン」、1998年にはスポーツクロノ「ケープランド」、2013年にはクラシカルな「クリフトン」などを発表。
いずれも20〜30 万円台を中心とした価格設定ながらクラス感があるのが特徴。その魅力は現行版にも受け継がれている。
手首に馴染む42㎜径、10.3㎜厚のスリムなケースや、耐衝撃性に優れた屈強構造など「スポーツを愛するジェントルマン」のための機能やデザインを満載。12時に配されたロゴには、緑色に発光するスーパールミノバC1を塗付。自動巻き。SSケース。10気圧防水。
同社のフラッグシップモデルを42 ㎜から40 ㎜径にリニューアル。ケースはサイズダウンだけでなく、形状も従来の膨らみのあるラウンドから、現代的でシャープなシリンダータイプへと移行。シースルーバック。自動巻き。SSケース。5気圧防水。
デイトは3時位置、曜日は9時、月と閏年は12 時のインダイアルで表示。6 時位置にはムーンフェイズも備えた永久カレンダー。マイクロローター方式の採用により、ケース厚はわずか11.2 ㎜とスリム化を達成。自動巻き。18KRGケース。5気圧防水。
【ボーム&メルシエ新作ウオッチ2018】
ヴァル・フルリエ&リシュモンと共同開発した新型キャリバー・ボーマティックがハイライト。2層のシリコンの角度を変えて結合するTwinspir™技術を用いたシリコン製ひげゼンマイの他、香箱や耐震装も高性能化。1500ガウスの耐磁性や5日間駆動のハイスペックも魅力だ。
耐磁性、計時精度、作動時間、永続性という、現代の機械式時計に要求される4点を向上させた新キャリバーをベーシックなデザインに搭載。本機のみCOSC認定の証明付きだ。
SSケースのバリエ―ション。価格は、非COSCのレザー仕様が32万9400円、ブレスレット仕様は35万1000円。非COSCのブレスとCOSCレザーが同じ価格なのが悩みどころ。
同社が日本に上陸して50年を迎えることを記念した日本特別限定モデル。日本市場で人気の高いケープランドに、レギュラーにはないバーインデックスや白青カラーを採用した。
○BAUME & MERCIE(ボーム&メルシエ)
創業年=1830年
創業者=ボーム兄弟
創業地=スイス/ジュネーブ
現CEO=アラン・ジマーマン
問ボーム&メルシエ Tel:03-4461-8030
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