【腕時計ブランドの教科書 ラドー】積極的に新素材を投入し、美しいフォルムと優れた装着感を実現する名門(RADO)
素材開発の分野で圧倒的な優位性を持つ
ラドーは、ハードメタルを採用した「ダイアマスター」(1962年)、ハイテクセラミックスを用いた「インテグラル」(1986年)、ダイヤモンドと同じ硬度を誇る「V10K」(2004年)など、積極的に新素材を投入する名門ブランド。その比類なきデザインとセラミックスをはじめとした革新的な素材の融合から生まれる美しいフォルムは、同時に優れた装着感をも実現する。
ここ数年は、セラミックスの技術力に拍車がかかっており、2012年には、セラミックスによるモノブロックケースを実現。2013年にはプラズマハイテクセラミックスをラドーだけが開発に成功。2015年は新たなグレーのセラミックスの開発と、常に革新的なチャレンジを続けている。
革新のマテリアルとミニマルなデザインが融合
優雅なサンレイパターンが施された文字盤上に、2つのサブダイアルをアシンメトリーに配置した個性的でモダンなデザインが魅力。プラズマ炉で2万℃に加熱処理された、超硬質で独自の奥深い輝きを放つプラズマ ハイテクセラミックスをケース素材に採用。自動巻き。100m防水。
世界的なプロダクトデザイナーであるコンスタンティン・グルチッチがデザインし、2016年にリニューアルしたアイコンモデル。ハイテクセラミックスのモノブロックケースや快適な装着性を追求してデザインされたブレスなど、ラドーのDNAを体現。クオーツ。50m防水。
【ラドーの新作ウオッチ2018】
革新的なマテリアルを追求してきたラドーは、近年特にデザインに磨きをかける。もちろん、そのベースには高度な技術があってこそ。例えば自然界から着想を得たトゥルー シンラインの青々としたグリーンは、ハイテクセラミックスで均一な色相を再現するのが難しいカラー。超硬素材の先駆者として、新作のすべてが自信にあふれている。
5㎜厚の超薄型モノブロックケースは、同社得意のハイテクセラミックス製。イタリア庭園から着想を得て、難しいグリーンを表現。MOPダイアルの底面には葉脈模様が描かれる
コート・ド・ジュネーブを施したムーブメントが、透明なダイアルを通して輪列まで見える仕掛け。時分ダイアルは右上にオフセット、7時位置にスモールセコンドを配した。すべてがズレながら、絶妙なバランスを保っている。
○RADO(ラドー)
創業年=1917年
創業者=シュラップ兄弟
創業地=スイス/レングナウ
現CEO=マティアス・ブレシャン
問ラドー/スウォッチ グループ ジャパン Tel:03-6254-7330
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