【腕時計ブランドの教科書 リシャール・ミル】コンセプトは「時計のF1」。車体に使用される素材や構造を駆使した斬新モデルを次々と発表(RICHARD MILLE)

独立独歩の道を疾走する〝時計のF1

リシャール・ミルは、有名企業のアドバイザーやCEOを経たリシャール・ミルが、自らの理想とする時計を開発するために2001年に立ち上げたブランド。「時計のF1」をコンセプトに、車体に使用される先進的な素材や構造を駆使した斬新モデルを次々と発表してきた。スポンサーも務めたF1ドライバーのフェリペ・マッサや、プロゴルファーのバッバ・ワトソンらとの個性的なコラボモデルなども精力的に発表している。

宝飾ブランドのモーブッサンで1998 年までCEOを務め、2001年にブランドを創業したリシャール・ミル
フランス西部のレンヌに建つシャトーが、リシャール・ミル社のオフィス兼住居である
リシャール・ミルの複雑さを極めた設計は、3DCGによって計算し尽くされたもの

2010年には、それまで単独開催だった新作発表の場をSIHH会場へと移行したが、経営体制は引き続き独立を維持している。時計開発も引き続き独自性を貫き、機構と素材を用いた刺激的な製品を開発し続けている。

 

RM 27-03 トゥールビヨン ラファエル・ナダル 9612万円(予価)/Ref.RM 27-03

ムーブの地板にカーボンTPT®を採用し、超緻密構造のトゥールビヨンでありながら1万Gの耐衝撃性を実現。鮮やかなイエローとレッドはナダル選手の母国スペインの国旗を彷彿。革新素材のクオーツTPT®をケースなどに採用。50本限定。手巻き。

RM 50-03 トゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1 1億2171万6000円(予価)/Ref.RM 50-03

チタンやカーボンTPTに加え、新素材のグラフTPTを世界で初めて腕時計に採用。ストラップを含めた総重量がわずか40g以下という世界最軽量クロノ。トゥールビヨンやスプリット機構など搭載。マクラーレン・ホンダとのコラボとして75 本限定。手巻き。

 

○RICHARD MILLE(リシャール・ミル)
創業年=2001年
創業者=リシャール・ミル
創業地=スイス/レ・ブルルー
現CEO=リシャール・ミル
問リシャールミルジャパン Tel:03-5807-8162

【さらに詳しく!】RICHARD MILLEの新作はコチラ