日常に溶け込むプレミアムな腕時計「パテック フィリップ 永久カレンダー」―― TOKYOタイムピース

珠玉の腕時計を、ドラマティックなシーンに重ねて紹介する時計専門誌・ウオッチナビの連載「TOKYO タイムピース」。

今回は、世界最高のラグジュアリーブランド「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」の複雑ウオッチを語る。

芸術と技術における挑戦。永久にカレンダーを刻むグランド・コンプリケーション

東京に半世紀以上ぶりの世界的イベントが訪れる。2019年には、NHKが大河ドラマとして『いだてん〜東京オリムピック噺〜』を放送していた。日本人で初めて五輪の選手となった金栗四三と、1964年の東京五輪招致に獅子奮迅の活躍をした田畑政治が主人公。視聴率こそふるわなかったが、伏線が最後に回収される宮藤官九郎の脚本に魅了されたドラマ好きも多かった。

このドラマで印象的な役割を担っていた時計が、嘉納治五郎が持っていたストップウオッチだ。1940年の東京での実施を願っていた嘉納は開催決定後、帰途、船中で亡くなる。この大会は戦争で返上されるが、加納の時計を継いだ田畑がいつもリューズを巻き続け、1964年の東京大会の開催にこぎつける。時計が動いている限り、嘉納の想いは生き続けたという物語。

「パテック フィリップ 永久カレンダー」は、同ブランドの顔である永久カレンダーを搭載する至高の逸品である。日付の調整が要らず、閏年まで計算してくれる時計で、多くの時計職人が智慧を絞って考え出した機構。時計が動き続ける限り、永久に正しいカレンダーを表示してくれる。気品を感じる佇まいと、インデックスのブレゲ数字がマニア心を刺激する。永遠を夢見る人間の想いは、時計にも託されている。

パテック フィリップ「永久カレンダー」Ref.5327 1114万3000円

ゴールドのアプライドインデックスをセットしたアイヴォリーのラック塗装文字盤と、カラトラバケースが融合した高貴な意匠に、グランド・コンプリケーション自動巻きムーブメント「キャリバー240 Q」を搭載。39mm径ケースは、さも当たり前のごとく厚さを9.71mmにまで抑えている点に、スイス時計界の王としての貫禄が漂う。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)。アリゲーターストラップ。3気圧防水。

 

問い合わせ先:パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109 https://www.patek.com