人気ブランドの理解が10倍深まる最新&主力ムーブメント徹底ガイド【タグ・ホイヤー】
ケースやダイアルのデザイン・素材など、時計の魅力を決定する要素は数多く存在するが、時計ファンならその心臓部であるムーブメントに注目したいもの。そこで、本特集では人気ブランドについて、[ムーブメント概要=全体像][基幹=主力ムーブメント][最新&注目のムーブメント]について詳細を解説。時計内部の知識が深まれば時計の真価もさらに理解できるはず。今回はタグ・ホイヤーをピックアップ!
タグ・ホイヤー(TAG HEUER)
機械式時計の極限の高精度と精密計測を実現
1887年発表のストップウオッチ用振動ピニオンや、1916年に開発された世界で初めて100分の1秒計測が可能なマイクログラフ、2012年の5/10000秒計測コンセプトウオッチなど、創業当初から現在まで高精度と精密計測分野で比類ない実力を発揮。近年は2015年に誕生した自社製キャリバー ホイヤー01が高評価を受け、その後継機ホイヤー02を2017年に発表。次世代主力ムーブとして各コレクションに展開中だ。
基幹ムーブメント
Cal.ホイヤー01の後続機として登場した、次世代の自社製自動巻きクロノグラフムーブメント。ブラック加工のローターやレッドのコラムホイールなど、01の精悍な外観を継承しつつ、3つのカウンターはスポーティな縦3つ目式からクラシカルな横3つ目へと変更。パワーリザーブは約50時間から約80時間へと大幅に性能をアップしている。Cal.ホイヤー02Tは、トゥールビヨン機構などを搭載する。
主な派生ムーブメント
Cal. ホイヤー02Tなど
注目の最新ムーブメント
スイス時計界でも最高クラスの品質と耐久性を誇るムーブメント製造で評価の高いケニッシ社が、タグ・ホイヤーの厳格な規格の従い同社のためだけに製造したマニュファクチュール自動巻きムーブ。COSC認定クロノメーター&パワーリザーブ約70時間と、深海に挑むダイバーを高精度&高機能でしっかりとサポートするハイスペックが魅力だ。
搭載モデル「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェショナル1000 スーパーダイバー」
問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054
https://www.tagheuer.com/
◎本記事は『ウオッチナビ 2022 Summer Vol.86』より抜粋・編集しています。