【コルム】白い虎が腕元に“鎮座”する最新作「バブル 47 ルミネセント タイガー」は限定222本のレアピース

スイスの時計ブランド【コルム(CORUM)】が、厚さ8mmのサファイアクリスタル製ドーム型風防を特徴とする「バブル」の新作を発表。文字盤に白い虎が“鎮座”する「バブル 47 ルミネセント タイガー」は222本のみ製造される限定モデルで、価格は88万円(税込)となっている。

明所と暗所では異なるタイガーが出現

コルムの「バブル」は、海の水圧に耐えるため1960年代に開発された深海潜水実験用時計をモチーフとしており、巨大なドーム型風防を採用する同社の代表的コレクションだ。泡のように大きく膨らんだその姿がモデル名の由来となっており、かつてのオーナー、サヴァリン・ワンダーマン氏の発案で開発。2000年のバーゼルフェアで初めて登場して以降、熱心な時計愛好家たちの間で支持されている。これまでにビリヤードボールや目玉、歴史的な絵画といった遊び心のある題材を文字盤に表現してきた。今回のニューモデルもこれらに続き、文字盤に虎の顔を大胆にあしらっている。

ホワイトタイガーがオレンジタイガーに姿を変える

本機のボリュームある47mm径ケースには、青い目を持つ白い虎をあしらったブラック文字盤をセット。そのインパクトは「バブル」シリーズ史上屈指のものといえる。この白い虎の絵は蓄光塗料スーパールミノバで描かれたもので、暗所に移るとホワイトタイガーがオレンジタイガーに姿を変える仕掛けとなっている。針とインデックスにも夜光が塗布されており、こちらはブルーグリーンに光ってオレンジタイガーと見事なコントラストを生んでいる。

成功と幸運の願いがタイガーに込められている

「バブル 47 ルミネセント タイガー」は、十二支で寅年、干支でいうと壬寅(みずのえとら)にあたり、飛躍的な成長を遂げる縁起の良い年となる2022年に開発がスタートした。さらに西洋占星術で1年の始まりとされる運気の変わり目で、天赦日、一粒万倍日、寅の日、先勝が重なる特別な開運日の2023年3月21日に発売された。これには、“挑戦する人に成功と幸運をもたらしたい”というブランドの願いが込められており、アバンギャルドなホワイトタイガーのビジュアルだけでなく、お守りを身に着けるような心強さも本機の隠れた魅力といえるだろう。

コルム「バブル 47 ルミネセント タイガー」 Ref.L082/04378 88万円/自動巻き(Cal.CO 082)、毎時2万8800振動、42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース、ラバーストラップ、ドームサファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径47mm、厚さ18.5mm。10気圧防水。世界限定222本。

 

問い合わせ先:ジーエムインターナショナル TEL.03-5828-9080 https://corumwatch.jp/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈