ドイツの高級カメラメーカー【ライカ(LEICA)】が手掛けた本格派の機械式ウオッチ

ドイツ生まれの高級カメラメーカー【ライカ(LEICA)】のウオッチブランド、ライカWatchから新作が登場。モノクローム撮影専用デジタルカメラ「ライカM11 Monochrom」をデザインモチーフとした2針仕様の「ライカZM 1 Monochrom」は、価格が170万5000円(税込)。そのGMT仕様となる「ライカZM 2 Monochrom」は、価格が227万7000円(税込)。日本国内での取り扱いは、ライカ銀座店でのみ。

ライカWatchのファーストモデルをオールブラックでアレンジ

 

ニューモデル「ライカZM 1 Monochrom」「ライカZM 2 Monochrom」は、2022年に発表されたライカWatchのファーストモデルの限定仕様である。6000万画素の超高解像度を誇るオールブラックボディのモノクローム撮影専用デジタルカメラ「ライカM11 Monochrom」からインスパイアを受けて開発されており、ケースから文字盤、ストラップに至るまで、すべてブラックで統一。ステンレススチール製のケースとベゼルにはブラックPVDコーティングが施されており、エッジを面取り加工することで繊細な美しさを表現している。

カメラのフロントレンズを彷彿とさせるサファイアガラス製のドーム型風防から姿を見せるのは、ダイヤモンドカットとサンドブラスト仕上げのインデックスを配したアルミニウム製の文字盤で、12時位置にはオリジナリティを際立たせる「LEICA」のロゴもダークカラーとしている。そしてストラップは「ライカM11 Monochrom」と同じブラックカーフレザーを採用。カットエッジ製法とハンドステッチの高級感ある仕上げで、質感の高い時計本体との調和が見事だ。

2針仕様とGMT仕様の2モデルをラインナップ

「ライカZM 1 Monochrom」はスモールセコンド搭載の2針仕様で、「ライカZM 2 Monochrom」は12時間表示のインナーベゼルを搭載したGMT仕様となるが、カメラのシャッターを模したクロージングブレード方式のパワーリザーブ表示をはじめ、41mm径のラウンドケース、サファイアガラス製の風防とシースルーバック、50mの防水性能、ドイツ製の自社ムーブメント、そしてライカWatchの特徴的なディテールとなるカメラのシャッターボタンから着想を得たプッシュ式リューズなど、多くを共通としている。このユニークなリューズはライカが特許を取得したシステムで、押し込むことで6時位置のスモールセコンドの針をリセットできる仕組みで、時刻合わせをスムーズに行える。

日本国内での取り扱いはライカ銀座店のみ

いずれも“Made in Germany”。ライカと同じくドイツに拠点を置き、精密技術のソリューションを提供するレーマン・プレシジョン社と連携し、開発を行っている。搭載されている手巻きムーブメントを含め、多くのパーツがレーマン・プレシジョン社のファクトリーで製造されている。

なお本機は、世界25店舗のライカストアでの取り扱いとなり、日本国内ではライカ銀座店のみで販売される。2022年2月のファーストモデル発売時、ライカ愛好家や時計ファンからレアなアイテムとして人気を集めたことを考慮すると、本機も同様に多くの支持を集めることになりそうだ。

 

ライカWatch「ライカZM 1 Monochrom」 170万5000円/手巻き、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(ブラックPVD加工、シースルーバック)、カーフストラップ、無反射コーティングサファイアクリスタル風防(無反射加工)。直径41mm、厚さ14.5mm。5気圧防水。

 

ライカWatch「ライカZM 2 Monochrom」 227万7000円/手巻き、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(ブラックPVD加工、シースルーバック)、カーフストラップ、サファイアクリスタル風防(無反射加工)。直径41mm、厚さ14.5mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:ライカ銀座店 TEL.03-6215-7070 https://leica-camera.com/ja-JP/World-of-Leica/Leica-Watch#monochrom ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈