【IWC】伝説的な航空時計の誕生75周年に合わせて「パイロット・ウォッチ・マーク XX」にシルバーメッキ文字盤モデルが登場

スイスを代表する高級時計マニュファクチュールブランド【IWCシャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)】が、航空時計のアイコン「マーク」シリーズの誕生75周年を記念する最新作を発表した。定番の「パイロット・ウォッチ・マーク XX」に、シルバーメッキ文字盤をセットした新作は、カーフスキンストラップ仕様が72万6000円(税込)、ステンレススチールブレスレット仕様が85万2500円(税込)。

1948年に英国空軍の要請で開発した「マーク」の伝統を受け継ぐ

 

1948年、IWCは英国空軍の要請を受けて、高い精度と耐磁性を備え、視認性にも優れるコックピット計器スタイルの「マーク Ⅺ」を開発した。その後「マーク」はシリーズ化され、航空時計のシンボルとして世界中に愛用者を持つまでに成長。2022年には6年ぶりのモデルチェンジを行い、新ムーブメントの搭載や防水性能を強化した「パイロット・ウォッチ・マーク XX」が登場した。本機はこれまでにブラック、ブルー、グリーンの文字盤をラインナップしてきたが、今回、シリーズ誕生75周年を記念してシルバーメッキバージョンが加わることとなった。


↑ステンレススチール製のねじ込み式ケースバックに、飛行機のイラストを刻印。パワーリザーブ120時間の自社製ムーブメント「キャリバー32111」を搭載する

 

新作IW328208のシルバーメッキ文字盤はホワイトの色味に近く、ブラックの針やインデックスとのコントラストも効果的なうえ、シンプルな3針との相性が良く、読み取りやすいデザインとなっている。また、要所に蓄光型の夜光機能を備えており、暗闇における視認性も優れている。

直径40mmのラウンドケースはステンレススチール製で、従来よりもスリムなうえ、ラグの適度な湾曲によって手首へのフィット感が増して装着性が高まっている。このケースに収まるのが、IWCのマニュファクチュールムーブメントである「キャリバー32111」。耐磁性や耐久性においてメリットがあるシリコン製の脱進機のほか、双方向巻き上げ機構の採用、パワーリザーブを大幅に延長して120時間駆動を実現するなど、精度はもちろん実用面も現在のニーズに合わせたムーブメントである。

また、ねじ込み式のリューズと裏蓋を用いて10気圧防水を確保している点やカレンダー表示、IWC独自の「EasX-CHANGE」による工具不要のバンド交換システムなど、利便性を追求した一本といえる。


IWCシャフハウゼン「パイロット・ウォッチ・マーク XX」 Ref.IW328208 85万2500円/自動巻き(自社製Cal.32111)、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット、ドーム型サファイアクリスタル風防(両面反射防止加工)。直径40mm、厚さ10.8mm。10気圧防水。

 

問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/jp/ja/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈