アイコニックな“目玉”が再び登場 独立時計師コンスタンチン・チャイキン×ルイ・エラールの限定コラボウオッチ第2弾
スイスの時計ブランド【ルイ・エラール(Louis Erard)】から、ブランドのメインコレクション「エクセレンス」の最新作が登場。独立時計師のコンスタンチン・チャイキンとのコラボレーション第2弾「エクセレンス リミテッドエデイション レギュレーター ルイ・エラール×コンスタンチン・チャイキン」が2023年10月下旬発売となる。2型登場し、価格は各89万1000円(税込)、各世界限定178本。
コンスタンチン・チャイキンとのコラボ第2弾が実現
アラン・シルベスタインやヴィアネイ・ハルターといった著名時計師との共演を実現してきた「エクセレンス」シリーズで、ひときわ異彩を放ったモデルがある。それはAHCI(独立時計師アカデミー)のメンバーであり、トゥールビヨンを搭載する置時計と腕時計を製造したロシア初の時計職人として知られるコンスタンチン・チャイキンとのコラボレーションモデルだ。
「エクセレンス リミテッドエデイション ルイ・エラール×コンスタンチン・チャイキン」と名付けられたこのモデルは、コンスタンチン・チャイキンの出身地方で語られる神話に現れるリホ(Likho)という架空のキャラクターにインスピレーションを得て、ブランドのアイコンである「レギュレーター」を大胆にアレンジ。文字盤の12時位置に目玉をモチーフとしたアワーカウンター、6時位置に化け物の口のようなセコンドカウンターをあしらい、神話の世界に出てくるリホの顔を表現した独創性溢れるモデルとなっており、発表直後から世界中の時計コレクターの間で大きな反響を集めた。今回、ルイ・エラールとコンスタンチン・チャイキンは再びタッグを組み、リホをデザインテーマとした第2弾となるコラボレーションモデルを発表した。
第2弾モデルは神話の生き物、リホの怒りを表現
本機はラウンドケース、自動巻きムーブメント SW266-1を搭載、5気圧防水。サファイアケースバックなど第1弾モデルの基本スペックをほぼ踏襲している。決定的な違いとなるのが、文字盤デザインだ。第2弾モデルではノコギリの刃のような口を持つ1 つ目の怪物、リホのダークな一面を表現しており、文字盤12時位置に配されたリホの目玉は怒りで充血し、分針は鮮血を想起させる真っ赤なカラーリングでアレンジ。第1弾モデルのファニーなイメージから一転、ホラーテイストに満ちた仕上がりとしている。
ケースサイズの異なる2つのバリエーションが用意され、42mm径モデルはケース素材がポリッシュ加工のステンレススチール製となり、文字盤カラーはアンスラサイトをベースとする。39mm径モデルはケース素材がブラックPVD加工のステンレススチール製で、文字盤カラーはサンレイ仕上げのブラックとなっている。ケースサイズの違いによる価格差はなく、それぞれ世界178本の限定生産となる。
従来の時計とは一線を画す遊び心持った時計
第1弾モデルは、2023年のジュネーブ時計グランプリ(GPHG)のpetite aiguille 部門にノミネートされ、さらに世界中の著名なオークションにて高値で落札されるなど、時計業界および愛好家に高い支持を集めている。このモデルの個性的なデザインには賛否両論があるかもしれないが、従来の時計とは異なる遊び心と刺激を感じることができる。時計市場において、第2弾モデルがどのような評価、反応を受けるか大いに注目である。
ルイ・エラール「エクセレンス リミテッドエデイション レギュレーター ルイ・エラール×コンスタンチン・チャイキン」 Ref.LE85237AA89BGA089 89万1000円/自動巻き(Cal.SW266-1)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、フロッグレザーストラップ。直径42mm。5気圧防水。世界178本限定。2023年10月下旬発売。
ルイ・エラール「エクセレンス リミテッドエデイション レギュレーター ルイ・エラール×コンスタンチン・チャイキン」 Ref.LE85248NN89BGA090 89万1000円/自動巻き(Cal.SW266-1)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、フロッグレザーストラップ。直径39mm。5気圧防水。世界178本限定。2023年10月下旬発売。
問い合わせ先:大沢商会 時計事業部 TEL.03-3527-2682 https://www.josawa-watch.com/louis_erard.html ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈