ウオッチナビ編集部が選ぶスクエアケースを持つクロノグラフ3選

スクエアケースはスタイリッシュな印象で、ラウンドケースとは異なる魅力を持つ。そこで今回は、スクエアケースでクロノグラフを搭載したモデルをウオッチナビ編集部が3本セレクトして紹介する。

チタンケースに全面夜光のグレー文字盤を組み合わせた限定モデル

「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ナイトドライバー」は、ドライバーが瞬時に読み取れるように、“スクエア内にサークル”という独自のツーピース構造のダイアルを採用している。夜間は時針と分針、クロノグラフ秒針、そしてアワードットに施されたスーパールミノバがライトブルーに浮かび上がる。分と秒を示すハッシュマークも明るく光り、正確に時刻を読み取ることができる。この全面夜光ダイアルは、完全に蓄光した状態なら約3時間にわたり、視認性をキープできる。

1969年の初代モナコは、映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが着用した。それから50年以上を経た今、タグ・ホイヤーは現代的な素材を使用して夜空の深く澄み渡るブルーを採用。さらにヴィンテージ モナコにはダイアルにチャコールグレー、レジスターにはダークなカラーが使用されていた。今回のナイトドライバーは、これらに敬意を表した配色となっている。

モナコでは初採用となる軽量なグレード5チタンケースは、ブラックのDLCコーティングが施されており、長時間でも快適に着用することができる。ムーブメントは自社製造のキャリバー ホイヤー02。コラムホイールを備えており、約80時間のパワーリザーブを有する。シースルーバックからは、特別なブラックの回転ローターやブルーのコラムホイールが鑑賞できるほか、1960年代から70年代のホイヤー社のレーシング クロノグラフを彷彿とさせるカーフストラップも採用。こちらは大小のパンチング加工されており、明るいホワイトのステッチが入っている。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ナイトドライバー」 Ref.CBL2181.FC6515 119万3500円/自動巻き(自社製Cal.ホイヤー02)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。チタンケース(ブラックDLC加工、シースルーバック)、レザーストラップ、サファイアクリスタル風防。縦横39mm。10気圧防水。世界限定600本。

問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

 

ブランドが独自に名付けた2色を文字盤に採用

 

「セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト」はモデル名にもある通り、1970年代のカルチャーにオマージュを捧げるユニークなコレクションだ。最新作では、1970年代に世界的なトレンドとなったナチュラルカラーやアースカラーをデザインテーマに採用し、ブランドが独自に名付けた “ゴールデンベイ”と“オーシャンブリーズ”の2色で文字盤を描く限定モデルが登場となる。

“ゴールデンベイ”は、マットなラッカー仕上げの文字盤をオークル(黄土)で描いており、レトロモダンなフェイスデザインが特徴。3時位置の30分積算計と9時位置のスモールセコンドをグレーで描くことで、メリハリの効いた表情に仕上げるとともに、視認性も確保した。淡いブルーグレーを文字盤カラーに用いた“オーシャンブリーズ”は、くすみ感のある独特の色合いを特徴とし、こちらもブルーラッカー仕上げが施されている。

文字盤6時位置にはパノラマデイトを搭載

この2モデルの違いは文字盤のメインカラーのみとなり、6時位置のグラスヒッテ・オリジナル独自のパノラマデイト、12時位置の小窓で表示される12時間表示、パワーリザーブインジケーターも備えた9時位置のスモールセコンドなど、基本レイアウトは共通だ。ドルフィン型の時分針やバーインデックスはスーパールミノバ®仕上げで、明かりのない暗所においても優れた視認性を発揮する。

直線と曲線で構成される40×40mm径のステンレススチール製ケースには、自社工房で手作業によって製造から装飾、調整までが一貫して行われた自動巻きムーブメント、キャリバー 37-02を搭載。クロノグラフ作動時にボタンを一回押すだけで、リセットと再スタートを行うフライバック機能をはじめ、約70時間のロングパワーリザーブ、パノラマデイトなど高機能を備えたムーブメントとなる。青焼きネジ、バランスコック、面取り加工とポリッシュ仕上げを施したエッジ、ブリッジ、グラスヒュッテリブ仕上げのスケルトンローターなど、各パーツには入念な仕上げが施されており、サファイアケースバックからは思う存分に鑑賞することができる。

グラスヒュッテ・オリジナル「セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト」 Ref.1-37-02-14-02-70 215万6000円/自動巻き(Cal.37-02)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。縦40×横40mm、厚さ14.10mm。10気圧防水。世界限定100本。

グラスヒュッテ・オリジナル「セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト」 Ref.1-37-02-13-02-70 215万6000円/自動巻き(Cal.37-02)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。縦40×横40mm、厚さ14.10mm。10気圧防水。世界限定100本。

問い合わせ先:グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7266 https://www.glashuette-original.com/ja/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

 

BR 05ベースの「BWT アルピーヌF1チーム」とのコラボウオッチ

ベル&ロスは2016年からルノーF1チームとパートナーシップを結んでおり、同チームが2022年、オーストリアの水処理関連企業、BWT(ベスト・ウォーター・テクノロジー)とタイトルスポンサー契約を締結し、チーム名を「BWT アルピーヌF1チーム」に変更後もサポートを継続している。両者の強いパートナーシップの象徴として毎年、コラボモデルを発表しており、今回2023年版として「BR 05 クロノ A523」をリリースした。本機はコラボモデルとして、初めて「BR 05」が採用されており、ベル&ロスの代名詞ともいえる「四角の中に丸」のデザイン、ケースとブレスレットが一体化した連続性のあるフォルムはそのままに、「BWT アルピーヌF1チーム」のチームカラーであり、フランス国旗にも含まれるブルーをキーカラーに用いてアレンジした。

42mm径のステンレススチールケースに、3時と9時位置にサブダイアルを配したブラック文字盤をセットし、クロノグラフ針、フランジ、30分積算計の針を鮮やかなブルーでデザイン。ブルー×ブラックを基調とする「BWT アルピーヌF1チーム」のレーシングマシンを想起させるアクティブで力強いルックスに仕上げた。また、12と6のインデックスに採用された躍動感ある斜体数字と、6時位置に配されたトリコロールのラインなど、本機の存在感を高めるディテールにも注目しておきたい。

デザインと機能を兼ね備えた「BR 05 クロノ A523」

ベル&ロスの共同創業者である、クリエイティブ・ディレクターも務めるブルーノ・ベラミッシュ氏は本機について、次のように語っている。

「今回、F1向けに我々のパートナーチームであるアルピーヌモデルとして初めて『BR05』を送り出し、既存のモデルを強化します。速度やスポーツのパフォーマンス計測が可能なクロノグラフムーブメントが、アルピーヌF1チームの要求に応えます。ベル&ロスはカラーコードやロゴを通じて、それぞれのデザインにアルピーヌのアイデンティティを表現しています」。

このコメントから分かる通り、「BR 05 クロノ A523」はデザインのみに特化したコラボモデルでなく、実用的なツールとしての機能も有する。即時修正機能を備えたクロノグラフムーブメント、キャリバーBR-CAL326の搭載によって、時・分に加えて、日付けも表示。防水性能は100mを誇り、アプライドの数字とインデックスにはスーパールミノバ®が施されているため、暗所における視認性も確保されている。

ベル&ロス「BR 05 クロノ A523」 Ref.BR05C-A523-ST/SST 95万7000円/自動巻き(BR-CAL.326)、40時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。サファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径42mm、厚さ14.25mm。10気圧防水。世界限定500本。

問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759 https://www.bellross.com/ja/store ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/平野翔太