レトロなデザインが魅力のダイバーズスタイルウオッチにクロノグラフ&40mmケースの新作が登場
スイスの時計ブランド【オリス(ORIS)】が、1960年代の雰囲気を持つレトロなルックスの新作「ダイバーズ65 クロノグラフ」を発表した。価格は、ステンレススチールブレスレットモデルが67万6500円、鹿革ストラップモデルが64万3500円(ともに税込)。
2カウンターやスケール付き回転ベゼルがミッドセンチュリーを想わせる
オリスは20世紀初頭にスイスのヘルシュタイン村で設立された時計ブランド。当初は規模が小さかったが、実用的で現実的なプライスの時計を提供する良識あるブランドとして成長を続け、現在も機械式時計にこだわり、本格的なスイスメイドのコレクションを適正価格で世界に送り出している。
そんなオリスの最新作は、同ブランドとしては久しぶりのクロノグラフとなる「ダイバーズ65 クロノグラフ」。ベースモデルは、1965年にブランド初の潜水時計として開発された傑作をルーツとする「ダイバーズ65」で、ミッドセンチュリーを感じさせるデザインが魅力。とくにクロノグラフの積算計(3時位置が30分計、9時位置がスモールセコンド)が横並び2つの、いわゆる“2つ目”となっており、ノスタルジックな雰囲気を持つ。
一方、搭載ムーブメントはスイスに拠点を置くセリタ社製の自動巻きムーブメント「キャリバーSW510」に、オリスが独自に改良を加えた「キャリバーOris 771」であり、信頼の置ける先進的なメカを採用している。これを守るステンレススチールケースは直径40mmで、クロノグラフとしては扱いやすい大きさ。このサイズもミッドセンチュリーを想起させるもので、ねじ込み式のケースバックにはオリスがかつて使っていた旧ロゴに加え、使用素材や防水性能を示す刻印がなされている。
ストラップの選択肢は2種類。ヴィンテージウオッチに見られるリベットの加工をデザインとして取り入れたステンレススチールブレスレット、またはチェルボボランテ製の鹿レザーストラップ(スイスで害獣として駆除された野生の鹿革を、環境負荷の少ない植物タンニン鞣しで仕上げたストラップ)から選べる。いずれも見た目は古風だが、耐久性が確保されており、アプライドインデックスを用いたモノクロームカラーの文字盤と相性が良い。そのほか、逆回転防止ベゼル上のミニッツスケールのデザインや緩やかな弧を描いた風防のフォルムも、古き良き時代の機械式時計をイメージさせるものといえる。
オリス「ダイバーズ65 クロノグラフ」 Ref.01 771 7791 4054-07 8 20 18 67万6500円/自動巻き(Cal.Oris 771)、毎時2万8800振動、48時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(両面ドームシェイプ、内面無反射コーティング)。直径40mm。10気圧防水。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp-JP/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部)