日本限定仕様も用意されたモリッツ・グロスマンのエレガントな小径ウォッチ
ドイツ・グラスヒュッテの伝説的な時計師、カール・モリッツ・グロスマン。彼の名を冠して2008年に誕生したモリッツ・グロスマンは、高い技術力をもって伝統的かつ高品質な時計を製作するマニュファクチュール。そんな同ブランドの基幹コレクションに、日本限定仕様を含めた新モデルが加わりました。
スケールダウンにとどまらない構成美が堪能できる2モデル
ベヌーとアトゥムは、いずれも、均整のとれたたたずまいが目を惹く、ブランドの基幹コレクション。
ごくシンプルなルックスですが、そこには時計師たちの繊細かつ卓越した技術力がいかんなく注ぎ込まれており、実際に手にすれば、その美しい仕上げに間違いなく目を奪われるはず。
そんな、ブランドを代表するふたつのコレクションに新たに加わったのが、ベヌー37とアトゥム37。モデル名が示すとおり、ケース径を37mmとした小径のドレス・ウォッチです。
しかも、両モデルとも単にスケールダウンしただけではなく、このサイズにふさわしい新たなデザインを取り入れ、オリジナルモデルとはひと味違う魅力を放っています。
職人が1本1本手焼きする日本限定の“ドロップ型”針も
ベヌー37には、このモデルのために新たにデザインされたインデックスを採用。ゆるやかな曲線で構成されたアラビア数字のフォントは、1930年代の腕時計から着想を得たとされており、時計の上品さを保ちつつも、存在感を示してくれるものに。
その一方で、ケースはオリジナルに忠実な設計。さらにこのモデルのアイコンでもある木の葉型の針をセットすることよって、ベヌー“らしさ”をしっかりとアピールしています。
アトゥム37は、オリジナルに用いられているバーインデックスに代えて、ローマンインデックスをセット。しかもこのローマン数字は、フォント幅をややワイドに設定しており、エレガントな雰囲気を強調させているのが特徴となっています。
さらに、ダイアル6時位置のスモールセコンドは、オリジナルよりも一段下げてレイアウトされ、小径化における最適なバランスにも配慮している点はさすが。
両モデルには、日本限定仕様としてスケルトン加工のドロップ型時針を用意。モリッツ・グロスマンといえば、繊細な形状やブラウンバイオレットに輝く焼き戻しの針が特徴ですが、それも、すべての針を自社工房で手作りしているからこそ。
モリッツ・グロスマンがレッド・ドット・アワードを受賞
さて、このモリッツ・グロスマンですが、このほど高い技術力をさらにアピールするハイエンドなタイムピース、ベヌー・トゥールビヨンとアトゥム・エナメルの2モデルで2018年度のレッド・ドット・デザイン賞を受賞しました。
これは、デザインの革新性や機能性、人間工学といった9つの基準から審査されるもので、今年は59カ国、48カテゴリーで6000以上にもおよぶプロダクトがエントリーされていますが、モリッツ・グロスマンはなんとふたつのモデルで賞を獲得。
そのハイレベルなクリエイティビティに、ますます注目が集まりそうです。