「デファイ スカイライン」にトゥールビヨン搭載の新作ウオッチが登場
【ゼニス(ZENITH)】は、新しい自動巻高振動トゥールビヨン キャリバーを搭載した「デファイ スカイライン トゥールビヨン」の2モデルを発表。価格は709万5000円(税込)~となる。
長きにわたり、高級時計製造の象徴とされてきたトゥールビヨン機構。それはマニュファクチュールと、その精密な機構に命を授ける時計職人の技術力を物語っている。トゥールビヨンは、重力が時計の精度に及ぼす影響を克服するべく、18世紀の終わりに考案される。ゼニスは、これに独自の現代的な解釈を加えている。さまざまなムーブメントと機能で高振動の精度を実現するマニュファクチュールの比類なき技術とエッジの効いた「デファイ」のデザインを融合させた新作は、日常使いをはじめとする、あらゆるシーンに対応できる。
「デファイ スカイライン トゥールビヨン」は、ファセットカットを施した幾何学的な41mmのステンレススチールとブラックセラミックのケースに、同素材のブレスレットを装着されている。そして、「デファイ スカイライン」の特徴である大胆で建築的なデザインに、トゥールビヨン機構の機械的な動きが組み込まれた。
ウオッチの心臓部として動き続けるトゥールビヨンは、無数の星座に囲まれた銀河の中心さながらに、文字盤の下部にある窓から見ることができる。ブリッジには、精巧なミラーポリッシュ仕上げとシャープな面取りが施され、そこに固定されたトゥールビヨンケージは、4つの点を結んだオープンワークの星を表現。トゥールビヨン機構を搭載する「デファイ」の他のモデルにも見られる、フューチャリスティックなラインで仕上げられている。トゥールビヨンは軸に沿って絶え間なく回転し、60秒で1回転する。脱進機は5Hzの高振動で作動し、揺るぎない性能と精度を実現している。さらに、10気圧の防水機能を備え、さまざまな状況下での耐久性を確保している。
「デファイ スカイライン」のシグネチャーである星空のエングレービングとサンレイパターンを施したメタリック文字盤には、高振動トゥールビヨンを引き立てる特別なアレンジがなされている。4つの点を結んだ星のエングレービングからなるモザイクは、スチール製モデルはブルー、セラミック製モデルはブラックを採用。星空のパターンは6時位置のトゥールビヨンを起点に広がり、文字盤の縁まであしらわれている。夜光塗料を塗布したアワーマーカーと針が文字盤にさらなるコントラストを与え、ブルー文字盤のインデックスにはロジウムプレート加工が、ブラック文字盤のインデックスにはローズゴールドプレート加工が施されている。
「デファイ スカイライン トゥールビヨン」を駆動するのは、新しいエル・プリメロ 3630 で、約60時間のパワーリザーブを備えている。トゥールビヨンから放射状に広がる文字盤の装飾に合わせ、ブリッジに施されたコート・ド・ジュネーブ装飾のストライプも、トゥールビヨンを起点とするサンレイパターンに仕上げられている。星形のオープンローターからはムーブメントの新しい構造を眺められている。
「デファイ スカイライン」の他のモデル同様、「デファイ スカイライン トゥールビヨン」はステンレススチールまたはブラックセラミックのブレスレットを備え、セカンドストラップとしてブルーまたはブラックのフォールディングバックル付きラバーストラップが付属する。ストラップは裏蓋のクイックストラップチェンジ機構により、工具を使わず簡単に付け替えられている。
ゼニス「デファイ スカイライン トゥールビヨン」 Ref.03.9300.3630/51.I001 709万5000円/自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3630)。毎時3万6000振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm。10気圧防水。
ゼニス「デファイ スカイライン トゥールビヨン」 Ref.49.9300.3630/21.I001 836万円/自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3630)。毎時3万6000振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm。10気圧防水。
問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861 https://www.zenith-watches.com/ja_jp ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/平野翔太(WN編集部)