ウオッチナビ編集部が選ぶステンレススチール×ゴールドを使用したコンビケースを持つモデル3選
ステンレススチールとゴールドを使用したケースを持つモデルをテーマに、【オメガ(OMEGA)】、【ベル&ロス(BELL&ROSS)】、【ブライトリング(BREITLING)】の新作モデルをピックアップした。
「スピードマスター」にバイカラーモデルを追加
ブランドのフラッグシップ「スピードマスター」からも2つの魅力的な素材を組み合わせた「スピードマスター ムーンウォッチ バイカラー」が登場した。バイカラーに彩られた42mm径のステンレススチール&18Kムーンシャイン™ ゴールド製モデルは、特徴的なサンブラッシュ仕上げのシルバーダイアルとブラックセラミックのベゼルを装備。ベゼルにはドットオーバー90(90の上のドット)を含むタキメータースケールがセラゴールド™技術で施され、サブダイアルにはガルバニックによる18Kムーンシャイン™ゴールドを採用した。ポリッシュ&サテン仕上げのリンクで構成されるブレスレットには、ブランドが特許を持つコンフォートリリースシステムを搭載。コーアクシャル エスケープメント搭載の手巻きクロノグラフムーブメント、キャリバー3861を搭載する。
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ バイカラー」 Ref.310.20.42.50.02.001 279万4000円/手巻き(Cal.3861)、50時間パワーリザーブ。ステンレススチール&ムーンシャイン™ ゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ13.2mm。5気圧防水。
問い合わせ先:オメガ TEL.0570-000087 https://www.omegawatches.jp/
コンテンポラリーなアーバンウオッチとしての完成度
「BR 05 アートライン スティール&ゴールド」は、70年代から80年代にかけ、アメリカを中心に人気のあったゴールドとスチールのコンビネーションを全体的に取り入れている。ただ、ブランドがこだわったのはノスタルジックでもネオヴィンテージでもなく、コンテンポラリーなアーバンウオッチとしての完成度だ。「アートラインでは、装飾性とエレガンスを同時に備えた時計を目指しました。その大きな表面(ケースとセンターリンク)を装飾することで、洗練、高貴、宝飾というプリズムを通して『BR 05』の可能性を明らかにすることができました」とブルーノ・ベラミッシュはコメント。その言葉を裏付けるように、フルーテッドベゼルと一体型ブレスレットの中央リンクにモダン建築を連想させるフルート(縞模様)装飾を施した18Kピンクゴールドを採用。テクニカルピースにはあまり採用されない仕上げのため、本機オリジナルの表情を作り出す特別なディテールとなっている。
多彩な表情を魅せるサンレイ仕上げのブラウン文字盤
1940年代の巡航機のアルミニウム製機体を想起させるスクエアケースには、光の当たる角度によって多彩な表情を魅せるサンレイ仕上げのブラウン文字盤をセットした。独特の色合いは、文字盤を切り出した金属板に着色したブラウンのワニスを塗布することで作り出されている。また、ブランドの定番である大きなアラビア数字インデックスではなく、バトンインデックスを採用し、秒針はゴールドでアレンジ。時分針とバトンインデックスには夜光塗料が塗布されており、暗所での視認性も抜群だ。「BR 05 アートライン スティール&ゴールド」には、54時間のパワーリザーブを備えるスイス製の自動巻きムーブメント、キャリバーBR-CAL.321-1を搭載。シースルーバックのため、時計を裏返せば、ムーブメントの美しい仕上げと360度回転するローターが鑑賞可能だ。本機は世界でわずか世界99本の限定生産となり、希少性も大きな魅力。ブランドのファンにとっては、購買欲が大いに刺激されるモデルといえるだろう。
ベル&ロス「BR 05 アートライン スティール&ゴールド」 Ref.BR05A-EL-GLST/SSG 196万9000円/自動巻き(Cal.BR-CAL.321-1)、54時間パワーリザーブ。ステンレススチール+18Kピンクゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。サファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径40mm。10気圧防水。世界限定99本。
問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759 https://www.bellross.com/ja/
特別なパートナーシップを組む2社から特別モデルが誕生
伝統に基づく時計製造の緻密な技術とモーターサイクルの自由を愛するスピリットの融合をテーマとして、ブライトリングとトライアンフ モーターサイクルズはコラボレーションを実現させた。両者のパートナーシップの証として、ブライトリングからは「クロノマット B01 42 トライアンフ」が登場。
「クロノマット」を精悍かつエレガントにアレンジ
「クロノマット B01 42 トライアンフ」は、18Kレッドゴールドを随所に用いた42mm径のチタンケースに、モーターサイクルのダークな色調をイメージしたアンスラサイトの文字盤をセット。3時位置の30分計、6時位置の12時間計、9時位置のインダイアルはブラックでデザインし、時分秒針、インダイアルの針、バーインデックスにゴールドを用いることで、精悍ながらエレガントな表情に仕上げている。このゴールドのあしらいは、トライアンフ モーターサイクルズのハイパフォーマンスマシン「スピード トリプル1200 RR」が装備するオーリンズ製フロントフォークからインスピレーションを得たものだ。
また、アイコニックなリューズと2つのプッシュボタンもゴールドが使われている。クロノグラフ針のカウンターウェイトにはあしらわれたトライアンフのシールドロゴ、ケースバックに刻まれる「Triumph Edition」の刻印、パンチング加工を施したカーフスキンのレザーストラップなど、特別感を高めるディテールにも注目しておきたい。時計の心臓部には、自社製造となるCOSC公認クロノメーターの自動巻きムーブメント、キャリバー ブライトリング01を搭載する。
ブライトリング「クロノマット B01 42 トライアンフ」 Ref.TB0134101M1X1 154万円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、カーフスキンレザーストラップ。サファイアクリスタル風防(ドーム型両面無反射加工)。直径42mm、厚さ15.1mm。質量103.8g。20気圧防水。
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/平野翔太(WN編集部)