開発期間およそ3年! ブランド初のアラーム機能&GMT表示を搭載した限定ウオッチが間も無くリリース開始

1891年にアメリカで創業し、質実剛健な時計作りを得意とする【ボール ウォッチ(BALL WATCH)】が最新作を発表。ブランド史上初めてアラーム機能を実装したGMTモデル「ロードマスター モデルA」が世界限定333本で発売となり、価格は88万円(税込)。2024年10月31日午前9時(日本時間)より、日本公式オンラインブティックにて受注開始。2025年1月以降に発送予定。

懐かしさを感じさせるアラーム音の響く長さを追求

 

「ロードマスター モデルA」の最大の特徴は、ブランド史上初となるアラーム機能の実装だ。モデル名に含まれる“A”は、Alarm(アラーム)の頭文字から取ったもの。アラーム機能はクオーツ時計では珍しくないが、機械式時計においてはムーブメントへの負荷が大きいため、技術力のあるブランドしか実装できない機能とされている。今回、ブランドはアラーム機能を実装するだけでなく、ハンマーがゴングを叩いて鳴るアラーム音(金属音)の質を高め、音が響く長さを延ばすことを追求。通常の約2倍となる長さのゴングを新たに開発し、ムーブメントの外周にセットすることで15〜18秒間(個体差あり)のアラーム音の響きを実現した。このアラーム音をより豊かに響かせるために、12ヶ所の通音用ノッチが文字盤外周のインナーリング下には設けられている。もちろん、途中でアラーム音を停止させることも可能だ。

GMT機能により最大3ヶ国の時刻が読み取り可能

本作はGMT機能も備えており、ブラック×レッドでデザインされ、24時間目盛りを記した両方向回転式のセラミック・トップベゼル、文字盤外周のインナーリング、深紅のGMT針を組み合わせることで、最大で3つの国(都市)の時刻を読み取ることができる。シリーズ共通のテーパード状ブレスレットを備える一体型フォルムの外装には、経年耐性に優れた904Lステンレススチール素材を使用。このケース右サイドの2時・4時位置に設けられた防水仕様のスクリューロック式リューズで日付けの早送りやGMT針の早送り、アラームのオン・オフなどの操作を行うことになる。また、ボール ウォッチの象徴ともいえる夜光システム、自発光マイクロ・ガスライトを搭載しており、針やインデックスに計29個のマイクロ・ガスライトをセット。さらにトップベゼルにも蓄光型のスーパールミノバを塗布し、暗所における視認性も十分に確保している。

本機の心臓部には、ブランド初の自社製ムーブメントやGMT用のハイ・コストパフォーマンス・モジュールを開発したR&D部門、パトリック・ラボのリーダーであるフィ・ヴァン・トラン氏が担当し、設計から開発まで約3年もの年月を費やした自社製ムーブメント、キャリバーRR7379を内蔵。時刻表示とアラーム機能のために2つの香箱が搭載され、各々に格納しているローターが右回転時には時刻表示用のゼンマイ、左回転時にはアラーム用のゼンマイを巻き上げる革新的なシステムを採用している。シースルーバック仕様のため、象徴的な“RR”ロゴがあしらわれた両方向巻き上げ式ローター、1秒間で4往復回転のリズムを正確に刻むテンプ、削り出しのハンマーがゴングを超速で叩いてアラーム音を鳴らす様子まで存分に楽しめるのも、本機の大きな魅力といえるだろう。

「ロードマスター モデルA」は、すでに国内では、ボール ウォッチの日本公式オンラインブティックで受注販売を開始しており、先着順にてシリアルナンバーも選択可能となる。ボール ウォッチらしいタフネスなルックスでありながら、繊細かつ高度な技術を必要とするアラーム機能を実装したスペシャルピースとあって、世界333本の限定生産の希少性も含め、多くの時計愛好家から注目を集めることは間違いなさそうだ。

ボール ウォッチ「ロードマスター モデルA」 Ref.DA9100C-S1J-BKR 88万円/自動巻き(Cal.RR7379)、毎時2万8800振動、45時間パワーリザーブ。904Lステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。サファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径41mm、厚さ15.2mm。質量約189g。10気圧防水。世界限定333本。2024年10月31日午前9時(日本時間)よりオンライン受注開始。

 

問い合わせ先:ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807 https://www.ballwatch.co.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈