【タグ・ホイヤー】モナコGP史上初となるタイトルパートナー就任 伝統のレースは「フォーミュラ1・タグ・ホイヤー・グランプリ・ドゥ・モナコ」として開催

タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】が、F1で最も伝統と格式を持つレースとされるモナコGPのタイトルパートナー就任を発表。2025年5月23日~25日に開催されるモナコGPは「フォーミュラ1 タグ・ホイヤー グランプリ・ドゥ・モナコ」と命名され、行われることになる。

モナコGPの初のタイトルパートナー就任

F1の2025年シーズンは、2025年3月14〜16日にオーストラリアのメルボルンにて開幕を迎える。先日、タグ・ホイヤーは公式タイムキーパーとして復帰を表明し、大きな話題を集めたが、さらなるサプライズとして、モナコGPの初のタイトルパートナー就任を発表した。それに伴い、1950年の初開催以来、「フォーミュラ1・グランプリ・ドゥ・モナコ」として長年親しまれてきたモナコGPは「フォーミュラ1 タグ・ホイヤー グランプリ・ドゥ・モナコ」として開催。この提携は、F1最高峰のレースとブランドを結ぶ絆をさらに深めると同時に、モナコGPの歴史に新たな1ページを加えることになる。

あらゆる場面で際立つタグ・ホイヤーの存在感

タグ・ホイヤーは2011年からモナコ自動車クラブ(ACM)とパートナーシップを結び、F1ウィークエンドや「グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック」などのイベントで重要な役割を担ってきた。今回のタイトルパートナー就任によって、コースサイドにブランド名が掲げられ、レースのあらゆる場面でその存在感が際立つことになる。この歴史的瞬間を記念して特別なロゴも制作され、タグ・ホイヤーが登場する場面で広く使用される予定だ。さらに、2025年のF1パドックにはブランドを象徴する「タグ・ホイヤー モナコ」クロックも新たに導入されるので、そちらにも注目したい。

モナコのモータースポーツ文化に深く関わる

タグ・ホイヤーの活動はモナコGPに留まらず、2026年の「グランプリ・ドゥ・モナコ・ヒストリック」で公式タイムキーパーを務めることも決定。歴史的な名車が集うイベントに長年にわたり培ってきた高度な技術力で貢献する。また、新たな取り組みとして「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」とのパートナーシップも加わるが、これはモナコ自動車クラブとの複数年契約の一環として継続される。これらにより、タグ・ホイヤーはモナコのモータースポーツ文化に深く関わり、その発展に大いに関与していくことになる。

モナコ自動車クラブ会長のミシェル・ボエリ氏は、タグ・ホイヤーのタイトルパートナー就任について次のように語る。

「これまで15年近くにわたり、このように優れた実績を誇る時計メーカーと一緒に仕事ができたことを嬉しく思っています。この素晴らしい関係を継続するための新たな契約は、タグ・ホイヤーに対する私たちの称賛と尊敬の念を新たにするものです。モータースポーツやF1史上最高のドライバーたちの代名詞となっている時計ブランドであるタグ・ホイヤーとモナコ自動車クラブが切っても切れない密接な関係を結ぶのは極めて当然の流れです」

一方、タグ・ホイヤーCEOのアントワーヌ・パン氏は今回のタイトルパートナー就任について以下のようにコメントしている。

「モナコは、まさに私たちの心のふるさとであり、競争の精神、最高の精神力と体力を示す者が報われる挑戦的なストリートコース、ドライバーが絶対的なベストを達成するために自身の限界に挑む場所といった、タグ・ホイヤーが信条とするものの多くを体現しています。モナコ自動車クラブとのパートナーシップを更新し、タグ・ホイヤーがこの栄誉あるタイトルを最初に手にすることで、モナコ公国での私たちの活動を拡大できることを光栄に、そして嬉しく思います」

例年よりも注目を集めそうなモナコGP

2025年のモナコGPは5月23日から25日に第8戦として開催され、F1シーズン序盤のハイライトとなる。狭くテクニカルなコースで知られるモナコは、ドライバーの技量が試される場所であり、毎年ドラマチックな展開が生まれることで有名だ。2025年のモナコGPはタグ・ホイヤーの名が冠されたことで、これまで以上の注目を集めることは間違いないだろう。

 

問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー https://www.tagheuer.com/jp/ja/

Text/三宅裕丈