映画『JAWS』公開50周年記念として文字盤に“巨大なホオジロザメ”が潜むセイコー ダイバーズウオッチが誕生
本格機能を備えるスポーツウオッチ【セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)】より、1975年の大人気映画『ジョーズ(原題:JAWS)』の公開50周年を記念した数量限定モデルが7月11日(金)に発売される。この映画で大成功を収めたスティーヴン・スピルバーグ氏と、海への畏敬と人間の勇気を描いた映画へのオマージュを込めて商品化に至った。価格は11万円(税込)、世界限定5000本(国内700本)となる。
名作映画「JAWS(ジョーズ)」の世界観を味わえる
「JAWS 50周年記念 限定モデル」は、映画公開と同時代の1976年に発表された、セイコーのダイバーズウオッチで3世代目にあたる、いわゆる“サードダイバー”と呼ばれるモデルをベースとしている。オリジナルは、カメの甲羅のようなケース形状から、海外では「タートル」の愛称で親しまれた人気モデルだ。特徴的なケースデザインはそのままに、傷に強く退色しにくいセラミックインサートベゼルを採用し、最新の自動巻きムーブメントを搭載した現代仕様にアップデートされている。
世界的に有名となった映画のキービジュアルに着想を得た文字盤には、海面を表現したグラデーション塗装が施されている。劇中でジョーズの姿をほとんど見せないという演出にならって、型打ち模様を全面に施した文字盤の中に、光の角度によってジョーズの姿が浮かび上がるという仕掛けがユニーク。さらに、文字盤の6時位置には映画のタイトルロゴ「JAWS」が配置され、細部にわたり映画の世界観を表現している。
裏蓋には劇中に登場する「オルカボート」とジョーズの背ビレが描かれており、「JAWS 50th / LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーも刻まれている。付属する専用ボックスには、公開50周年記念ロゴが表記され、クッションには、映画のキービジュアルをプリント。マニア心をくすぐる特別仕様となっている。
セイコー プロスペックス「JAWS 50周年記念 限定モデル」 Ref.SBDY137 11万円/自動巻き(Cal.4R36)、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース、シリコンストラップ、サファイアクリスタル風防(内面無反射加工)。直径45mm、厚さ13.2mm。質量128g。200m空気潜水用防水。世界限定5000本(国内700本)。2025年7月11日(金)発売予定。
セイコーダイバーズウオッチの歴史(1~3世代目)
国産初のダイバーズウオッチは、1965年に誕生した150m防水を備えた自動巻きモデルだ。このダイバーズウオッチの誕生は、信頼性と安全性を第一に追求するセイコーダイバーズの幕開けとなった。1966年から4回にわたり南極観測隊の越冬隊員に装備品として寄贈され、その後も多くの冒険家や探検家によって北極、南極、エベレストなど、地球上の過酷な環境下で使用されたことで、その信頼性は不動のものとなった。
1970年には、国産初のダイバーズウオッチの系譜を継ぐ2代目の150m防水モデルが登場。冒険家・植村直己氏が1974年〜1976年にかけて行った北極圏12000kmの犬ぞりの旅に携行されて、過酷な環境下における高い信頼性が実証されたモデルである。このエピソードから、ファンの間では「植村ダイバー」とも呼ばれている。近未来的な流線型フォルムとタフなスペックを兼ね備えた本モデルは、世界中のファンに長く愛されている。
1976年になると、3代目の150m防水モデルが発売された。ケース形状は、丸みを帯びた流線型で、ウエットスーツや機材に引っかかりにくいようにデザインされている。その亀に似たフォルムから、ファンの間では「タートル」の愛称で親しまれている。文字盤のインデックスは3か所が特徴的な台形、その他の8か所が丸型という構成で、海中での判読性を高めるために工夫されたレイアウトを採用。2段のローレットを備えたベゼルも印象的で、4時位置のねじ込み式リューズは、厳しい環境下でも高い防水性を維持できるよう設計されている。
問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012 https://www.seikowatches.com/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/平野翔太(WN編集部)