「ショパール」が公式タイムキーパーを務めるクラシックカーレースの開催を記念した限定ウオッチがリリース

ショパール(CHOPARD)】は、伝説のクラシックカーレース「ミッレ ミリア」のワールドスポンサーおよびオフィシャルタイムキーパーを、1988年から毎年務めてきた。ショパール共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは、1989年以来、毎年1000 Migliaに参戦しており、彼は今年もショイフレ家が愛用する“メタリックストロベリー”のメルセデス・ベンツ 300 SL ガルウィングに乗り、ショパールのアンバサダーであるジャッキー・イクスとともに参戦する。この伝説的レースの開催を記念する新作ウオッチも毎年発表している。

クラシックカーレース「ミッレ ミリア」

 

1927年に誕生し、毎年開催される1000 Migliaは、クラシックカーが腕を競い合い、イタリアでも屈指の美しさを誇る風景の中を駆け抜ける。フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリが“世界で最も美しいレース”と称したほどである。穏やかな景色とは裏腹に、このレースにおいては厳しい強靭さが求められる。1000マイル(約1600km)という極めて長い距離を走るこのレースでは、クルーには絶対的な集中力と身体的レジリエンス、そしてマシンには何時間にもわたる過酷な走行に耐えるメカニカルな耐久性と信頼性が求められる。このレースに勝利するために必要なのは、持久力、戦術、ドライビング技術、ドライバーの判断力に加え、チームの情熱と連帯感である。そして、ブレシアとローマ間の往復コース沿道から送られる観衆の温かな声援とイタリアらしい雰囲気が、ミッレ ミリアを特別なレースたらしめている。

伝説の偉業を成し遂げたモス卿に敬意を表したクロノグラフ

「ミッレ ミリア」ウオッチコレクションから新作が発表された。「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」は、1955年のミッレ ミリアにおいて、スターリング・モス卿が打ち立てた10時間7分48秒という、いまだ破られていない記録から70周年を記念して、限定70本のみ発売。直径40.50mmのケースに、ショパール独自の合金であるルーセントスティール™を採用した。リサイクル率80%を誇るこの合金は、高い耐久性と美しい輝きを兼ね備えている。本作は、2023年にリデザインされた「クラシック クロノグラフ」の意匠を踏襲しており、ケースにはビンテージ・レーシングカーの構造を彷彿とさせる溶接ラグが施されている。シルバートーンのオパーリン仕上げの文字盤は、スターリング・モス卿が優勝時に駆った“シルバーアロー”時代のアイコン、「メルセデス・ベンツ 300 SLR」のマットシルバー仕上げを彷彿とさせ、グレードX1のスーパールミノバ® を塗布したバトン型針とアワーマーカーは、過酷なナイトラリーにおいても優れた視認性を誇る。さらにパンチング加工を施したブラウンのカーフスキンストラップは、オンロードでもオフロードでも手首にフィットして快適な装着感を実現する。

COSC認定ムーブメントを搭載

「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」には、COSC認定を受けた高精度の機械式自動巻きクロノグラフムーブメントが搭載されており、54時間のパワーリザーブを備えている。レースでの計測も考慮され、ベゼルにはタイム計測には欠かせないタキメータースケールが配されている。シースルーバックからは、センターに「シリーズ70本限定エディション」の刻印、その周囲には“ミッレ ミリア”のモチーフ、レースの日付、そしてモス&ジェンキンソン組による記録タイムが確認できる。サファイアクリスタル上には、チェッカーフラッグとユニオンジャックを組み合わせたモチーフが刻印されており、このタイムピースの名を冠した英国人ドライバー、スターリング・モス卿へのさりげないオマージュとなっている。

ショパール「ミッレ ミリア クラシック クロノグラフ トリビュート トゥ サー・スターリング・モス」 Ref.168619-3012 155万1000円/自動巻き、毎時2万8800振動、54時間パワーリザーブ。ルーセントスティール™ケース(シースルーバック)、レザーストラップ、サファイアクリスタル風防。直径40.5mm、厚さ12.88mm。5気圧防水。世界限定70本。ショパールブティク限定。

 

伝説のレーシングマシンからインスピレーションを得た限定ウオッチ

 

ショパールがGTS(グランツーリスモスポーツ)シリーズのタイムピースを初めて発表してから、今年で10周年を迎える。このシリーズは、「ミッレ ミリア」ウオッチコレクションの一翼を担うべく誕生したものである。ショパールは、今年のレース(2025年6月17日~21日開催)に合わせて、「ミッレ ミリア GTS パワーコントロール ‐ 2025 レース エディション」を発表。1940年から1957年にかけてミッレ ミリアを制覇した伝説的なレースマシンたちからインスピレーションを得て誕生した本作は、世界250本限定となる。価格は109万4500円(税込)。

「ミッレ ミリア GTS パワーコントロール ‐ 2025 レース エディション」は、サンレイ仕上げによる眩い輝きを放つサーモンピンクの文字盤が目を引く。この文字盤は、かつて手作業で仕上げられたレーシングカーのアルミニウム製ボディワークや、塗装を施した金属製ダッシュボードを彷彿とさせる意匠である。温かみのある色調は、ブラックのアルミニウム製ベゼル、針、アワーマーカーとの間に鮮明なコントラストを描き出しており、これらすべてにブラックのスーパールミノバ®がコーティングされている。文字盤に目を向けると、黒に白文字で表示される日付表示、スネイル仕上げにより光の反射を抑えて視認性を高めたスモールセコンド、そして“レッドアロー”のモチーフといったミッレ ミリアを象徴するディテールに加え、特に目を引くのが、燃料計から着想を得たパワーリザーブインジケーターである。これは文字盤の8時から10時位置に配されており、最大60時間パワーリザーブの残量を表示する。

自社製クロノメーターキャリバーを搭載

「ミッレ ミリア GTS パワーコントロール ‐ 2025 レース エディション」の心臓部には、ショパールの自社製キャリバー「Chopard 01.02-M」が搭載されている。クロノメーター認定を取得したこのムーブメントは、ストップセコンド機能を備え、ミッレ ミリアのような耐久レースにおいて求められる高精度な計時性能を誇る。裏蓋にもクラシックカーへのオマージュが込められており、サファイアクリスタル製のケースバックからは、ヴィンテージのステアリングホイールを模したローターを鑑賞することができる。ねじ込み式リューズと8本のネジで固定されたスクリューバックを組み合わせた堅牢な構造により、100mの防水性能を備えている。

ショパール「ミッレ ミリア GTS パワーコントロール ‐ 2025 レース エディション」 Ref.168638-3001 109万4500円/自動巻き(Cal.Chopard 01.02-M)、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。ルーセントスティール™ケース(シースルーバック)、レザーストラップ、サファイアクリスタル風防(反射防止加工)。直径43mm、厚さ11.43mm。10気圧防水。世界限定250本。ショパールブティック限定。

 

問い合わせ先:ショパール ジャパン プレス TEL.03-5524-8922 https://www.chopard.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/平野翔太(WN編集部)