<WATCHES & WONDERS 2025ほか上半期新作ルックバック>プロスペックス・キングセイコー・クレドールから話題作が続々登場【セイコー】
2025年は国内ブランドからも、海外勢に負けない魅力的な新作時計が登場している。今回は、【セイコー(SEIKO)】の新作モデルを紹介。
新開発ムーブメントやオマージュモデルが熱い
セイコーの注目は、まず600m飽和潜水に対応するチタン製ワンピース構造のプロスペックス最新作。そして、秒針に頭文字「V」のシルエットをあしらった、キングセイコーの新生「バナック」だ。両モデルとも、セイコーの現行メカムーブメントで最高精度の新キャリバー8L45を搭載した意欲作である。さらにクレドールの「ロコモティブ」からは、名作デザインを再構築したケースにグリーン文字盤をセット。こちらは待望のレギュラーモデルとしての登場である。
セイコーダイバーズウオッチの60周年を新型で祝う
「セイコー プロスペックス マリンマスター プロフェッショナル」 Ref.SBDX067 71万5000円
ブルーのグラデーションと波模様の型打ちを組み合わせ、深海の幻想的な世界を表現した文字盤が印象的。その表面は厚く透明な塗料で覆った後、丁寧に磨き上げることで、今までにない奥行きと艶のある質感を与えている。搭載する「キャリバー8L45」は、セイコーの現行機械式ムーブメントの中で最も安定した精度を誇る。
スペック:自動巻き(Cal.8L45)、毎時2万8800振動、最大約72時間パワーリザーブ。純チタンケース&ブレスレット。直径45.4mm、厚さ16mm。600m飽和潜水用防水。
レトロデザインを現代風にアレンジ
「キングセイコー バナック」 Ref.SDKV001 39万6000円
1972年の名作「バナック」を現代的に再構築。東京の地平線をモチーフに、外装と文字盤をデザインした。鏡面仕上げのケースは、光の角度によって多彩な表情を見せる。中央に水平ストライプを施した文字盤の外周に、初代バナックのベゼルに着想を得た立体的なインデックスリングを配置している。このレトロなデザインを、東京の現代風景に着想を得た色合いで引き立てている。
スペック:自動巻き(Cal.8L45)、毎時2万8800振動、最大約72時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm、厚さ14.3mm。10気圧防水。
ジェンタの名作ウオッチが待望のレギュラー化
「クレドール ロコモティブ」 Ref.GCCR997 187万円
時計デザイナーの巨匠、ジェラルド・ジェンタ氏が手がけた名作「ロコモティブ」が現代スペックで復活。外装には、ステンレススチールより約30%軽く、耐傷性にも優れたブライトチタンを採用。文字盤は、深みのあるグリーンに細かな六角形パターンを組み合わせた。クレドール専用の薄型ムーブメントを搭載し、自動巻きでも厚みは9mm以下だ。
スペック:自動巻き(Cal.CR01)、毎時2万8800振動、約45時間パワーリザーブ。ブライトチタンケース&ブレスレット。直径38.8mm、厚さ8.9mm。10気圧防水。
問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012 https://www.seikowatches.com/jp-ja
◎本記事は『ウオッチナビ 2025 Summer Vol.98』より抜粋・編集しています。価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/WATCHNAVI編集部