驚異の機械式スリムウオッチ「ピアジェ アルティプラノ」の新カラー

スイス有数のジュエラーであり、ウオッチメーカーとしても名を馳せる【ピアジェ（PIAGET）】が最新コレクションを発表。新開発カラーのカーキグリーンとイエローゴールドを採用した「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」と「アルティプラノ アルティメート オートマティック」の2モデルが発売となり、価格は585万2000円（税込）～。

究極の薄型時計を追求してきた「アルティプラノ」

 

ウオッチ製造とジュエリー、2つの分野で卓越した技術を誇るピアジェが、カーキグリーンとイエローゴールドの洗練されたカラーパレットが特徴的な「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」と「アルティプラノ アルティメート オートマティック」を発表した。1957年に伝説的な9P薄型手巻きムーブメント、続く1960年には画期的な12P薄型自動巻きムーブメントを発表して以来、ピアジェは薄型ウオッチ製造における揺るぎない基準を打ち立ててきた。この絶え間ない革新から生まれた「アルティプラノ」コレクションは、2020年には「アルティプラノ アルティメート コンセプト」がジュネーブ・ウオッチ・グランプリ（GPHG）で栄誉ある「Aiguille d’Or（金の針賞）」を受賞するなど、時計業界でも高い評価を獲得。今回登場した2つの新作も、ブランドの高い技術力が遺憾なく発揮された力作となっている。

厚さわずか2.0mmのトゥールビヨンウオッチ

「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、直径41.5mm、厚さわずか2.0mmのコバルト合金製ケースにトゥールビヨンを搭載するという異次元のタイムピースだ。ケースとムーブメントが一体化した構造となり、それぞれのパーツを妥協のない精密さで設計している。すでに部品で満たされたこの空間に、ウオッチメイキングの頂点とされる複雑機構のトゥールビヨンを組み込むことは至難の業。ブランドの職人たちは70種類以上のトゥールビヨンキャリッジ、15種類以上のアンクル、30種類以上のケースフレームを丹念に改良することで、最終的な機構を完成させている。

10時位置にはトゥールビヨンをレイアウト

文字盤はカーキグリーン、ゴールド、シルバーの3つのカラー要素で構成され、多彩で変化に富んだ表情が印象的だ。時分表示はややオフセンターに配置され、10時位置にはトゥールビヨン、リングには秒表示の目盛を刻印。文字盤の2～3時位置には創業年の“1874”、8時位置にはブランドロゴがさりげなくデザインされる。ケースには初のサファイアケースバックが採用され、内蔵する自社製の薄型手巻きトゥールビヨンムーブメント、キャリバー970P-UCの全体を鑑賞可能。サテンブラッシュとポリッシュの2つの仕上げが施され、洗練された雰囲気を漂わせるムーブメントは息を呑むほどの美しさだ。

ベルトには、新開発のポリッシュ・メッシュパターンをあしらったカーキグリーンのカーフスキンストラップを採用。ピアジェの金細工技巧を彷彿とさせる、この個性的なストラップを用いたことで、エレガンスとカジュアルの絶妙なバランスを実現している。また、本機はブランドのインフィニットリー パーソナルプログラムにもラインナップ。専用のオンラインコンフィギュレーターを通じて、カスタム仕上げや素材、刻印を選び、自分だけの個性を映し出す唯一無二のスタイルにカスタマイズすることが可能だ。

ピアジェ「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」　Ref.G0A50530　価格要問い合わせ／手巻き（Cal.970P-UC）、毎時2万8800振動、40時間パワーリザーブ。コバルト合金ケース、カーフスキンストラップ。直径41.5mm、厚さ2.0mm。2気圧防水。

ピアジェの歩みの集大成ともいえる新コレクション

「アルティプラノ アルティメート オートマティック」は、直径41mm、厚み4.3mmのイエローゴールド製ケースを採用。深みのあるカーキグリーン文字盤とアリゲーターストラップを組み合わせたことで、カジュアルとエレガンスを両立。10時位置にはオフセンターの時分表示を配し、ケース一体型の薄型自動巻きムーブメント、キャリバー910Pを搭載する。

ピアジェ「アルティプラノ アルティメート オートマティック」　Ref.G0A50126　585万2000円／自動巻き（Cal.910P）、毎時2万1600振動、48時間パワーリザーブ。18Kイエローゴールドケース、アリゲーターストラップ。直径41mm、厚さ4.3mm。2気圧防水。

2つの新作は約70年にわたるピアジェの歩みの集大成であり、エレガンス、革新性、そして職人技の粋を鮮やかに体現している。このタイムピースを身につけることは、単に時を知るだけでなく、ブランドの豊かな歴史と絶え間なく進化を続ける精神を身につけることと同義だ。時計愛好家なら一度は手にしたい、まさに珠玉の逸品である。

 

問い合わせ先：ピアジェ コンタクトセンター　TEL.0120-73-1874　https://www.piaget.com/jp-ja　※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text／三宅裕丈