初代「メカニカルムーンフェイズ」のアップデート版&雪明かりを表現した特別ウオッチが登場
【オリエントスター(ORIENT STAR)】のクラシックコレクションM45から、「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」の新しい3モデルを2025年10月16日(木)より発売する。レギュラーモデル2種類と、新色のライトブルー文字板を採用する数量限定モデル(国内270本、公式オンラインストア「with ORIENT STAR」限定30本)は、初代「メカニカルムーンフェイズ」のデザインに立ち返ると同時にアップデートを図り、時計愛好家にクラシカルな機械式時計の魅力を甦らせるモデルである。
「メカニカルムーンフェイズ」の原点モデルをアップデート
オリエントスターのアイコンであるパワーリザーブ表示、月齢と指針式の日付カレンダー表示、機械式ムーブメントの一部を見せるセミスケルトンの3つを組み合わせた「メカニカルムーンフェイズ」は、2017年の誕生以来、その独創的なデザインと機能が注目を浴び、オリエントスターの代表作として世界の時計愛好家に親しまれてきた。また、デジタル化が進む社会の中でゆったりとした時間を提供する時計というコンセプトも、機械式時計の価値を大いに高めた。
星団すばる(プレアデス)の名を与えられたクラシックコレクションM45を代表する「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」の特長は、永遠の時の流れを表現した普遍的で落ち着きのあるデザインである。最新作では、2017年発表の初代モデルからさまざまなバリエーションを展開してきた文字板レイアウトを統一するとともに、細部のアップデートを図った。外周にクラシカルなローマ数字を配し、セクターを区切るリング内側の文字板中央部に光の加減で浮かび上がるOSマークをあしらうなど、初代「メカニカルムーンフェイズ」に最も近いデザインに回帰した新作における顕著なアップデートは、この時計で重要な個性を担う月齢の表現である。月の背景は瑞々しい深いブルーの夜空に変更され、星は明度の向上によってシャープな印象となった。また、両球面サファイアクリスタルに施されたSARコーティング(両面無反射)が光の反射を約99%防ぎ、どの角度からも高い視認性が得られ、文字板の隅々まで見渡すことができる。
心地よい丸みを帯びたケースとメタルバンドはともに高品質ステンレススチール(SUS316L)が用いられ、新たにバンドの長さの微調整に便利な短いコマを追加して着け心地の向上を図った。さらに、ホワイト文字板のレギュラーモデルと新色のライトブルー文字板を採用した限定モデルには、メタルバンドに加えてワニ皮革やコードバンの替えバンドが付属し、表情の変化を楽しむことができる。
自動巻きムーブメントの自社製キャリバーF7M42は、日差+15秒~-5秒の高精度と50時間以上のパワーリザーブを備え、その姿はサファイアクリスタルを用いたシースルーバックから鑑賞することができる。
初代の意匠を尊重しながら現代的なアップデートを施し、「メカニカルムーンフェイズ」の魅力を改めて際立たせた進化と言える。全体として、初代モデルの持つ「普遍的な落ち着き」と現代的なアップデートの「新鮮さ」が見事に融合。オリエントスターのクラシックコレクションを象徴する、完成度の高い進化モデルである。
オリエントスター「M45 F7 メカニカルムーンフェイズ」 Ref.RK-BT0004L 23万9800円/自動巻き(Cal.F7M42)、50時間以上パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット(レザーストラップが付属)。直径41mm、厚さ13.8mm。質量145g。5気圧防水。公式オンラインストア限定30本。
「雪明かり」を文字盤で表現
オリエントスターは、世界をつなぐ空や海の色をイメージしたMoving Blueのテーマのもと、第6弾となる数量限定モデルを2025年9月18日より発売する。今回は、コンテンポラリーコレクションの「モダンスケルトン」と「セミスケルトン」、そしてクラシックコレクションの「クラシックセミスケルトン」レディスモデルの3種類である。デザインテーマは「雪明かり」で、積もった雪の反射によって夜も周囲が薄明るく見える様子をブルーの濃淡で文字板に表現し、ケースバックに限定シリアルを刻む特別仕様となっている。
Moving Blueのテーマは、世界の多くの人々にオリエントスターを着けてもらいたいという想いから始まり、共通するダイアルカラーとして世界をつなぐ空や海の色が用いられてきた。第6弾となる新作のテーマ「雪明かり」では、積雪から反射する光によって下側が明るく見える情景を文字板で表現している。新色のブルーグレー文字板の上半分に濃いネイビーのグラデーションを加え、明暗のニュアンスが穏やかで美しい冬の雪景色を想起させる。絵画のような情景の中で静かに流れる時間が詩的な雰囲気を醸し出している。
スポーティなデザインとオープンワークを施した文字板が特長のコンテンポラリーコレクション「モダンスケルトン」と「セミスケルトン」では、ピンクゴールド色で彩られたローマ数字のXIIを上空の月に見立て、小秒針、秒針、パワーリザーブ針も同色で統一し、ブルーグレー文字板とのコントラストを成している。一方、グレーで彩られた時針と分針は雪明かりの穏やかな情景に溶け込んでいる。クラシックコレクション「クラシックセミスケルトン」レディスモデルでは、控えめなタッチのブルー文字板に、ピンクゴールド色の針とリューズがさりげなく華を添えている。
数量限定で展開するMoving Blueのいずれも自社製の自動巻きムーブメントを搭載。ケースバックには「LIMITED EDITION」の文字と限定シリアルナンバーが刻まれている。また、プレステージショップ専用モデルも用意され、「モダンスケルトン」150本、「セミスケルトン」150本、「クラシックセミスケルトン」レディスモデル100本には、それぞれ文字板とマッチするグレーの皮革バンドがセットで付属し、好みに合わせて付け替えを楽しむことができる。全体として「雪明かり」というテーマが見事に昇華され、冬の静謐さと温かみを時計で表現したコレクションといえる。
オリエントスター「モダンスケルトン」 Ref.RK-AV0133L 11万4400円/自動巻き(Cal.F6F44)、50時間以上パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット(レザーストラップが付属)。直径41mm、厚さ12mm。質量154g。10気圧防水。プレステージショップ限定150本。
問い合わせ先:オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380 https://www.orient-watch.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/平野翔太(WN編集部)