約350点ものジュエリーを展示 日本におけるブルガリ史上最大規模の展覧会が国立新美術館で開催

2025年9月16日、【ブルガリ(BVLGARI)】は国立新美術館にて「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展を開幕した。本展は日本における過去最大規模であり、10年ぶりの開催となる。約350点に及ぶ色彩豊かなジュエリーと現代美術の傑作が一堂に会し、万華鏡のような世界を通してイタリアと日本の文化の対話を称えている。

左から)ブルガリ ヘリテージ キュレーター ディレクター ジスラン・オークレマンヌ、国立新美術館 主任研究員の宮島綾子氏、現代美術家の森万里子氏、ブルガリ グループCEO ジャン-クリストフ・ババン、国立新美術館長の逢坂 恵理子氏、SANAAの建築家 妹島和世氏と西沢立衛氏

ブルガリ過去最大規模の展示会

 

「色彩の科学」「色彩の象徴性」「光のパワー」という3つのテーマに分けられた本展では、伝説のエメラルドネックレス「セブン・ワンダーズ」や1960年代の大胆なソートワール、創業者ソティリオ・ブルガリが手掛けた初期のデザインなど、珠玉のアーカイブが並ぶ。さらにララ・ファヴァレット、森万里子、中山晃子といった現代アーティストによる新作アートピースも加わり、ブルガリが育んできた色彩の美学を体感できる場となっている。

↑山下智久は、ダイヤモンドとマンダリンガーネットをあしらったプラチナ製「オクト ローマ」ハイエンドウォッチに、ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)へのモダンなオマージュである「ピーニャ ロマーナ」、イタリア式庭園を讃える「ガーデン オブ カラーズ」のハイジュエリーブローチ、さらに「セルペンティ ヴァイパー」のリングを組み合わせ、洗練されたマスキュリニティを体現した。

会場のギフトショップでは、カタログ『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』が数量限定で販売。4種類の表紙が揃う豪華な仕様は、コレクターズアイテムとしての魅力も十分だ。さらにブルガリ ホテル 東京も本展と連動。中山晃子によるイマーシブインスタレーションがエレベーター内を舞台に展開され、グランドフロアから40階のロビーへと上昇する時間そのものを体験的に演出する。40階ギャラリーではヘリテージコレクションやプライベートコレクションの名品が公開され、ドルチではメートルショコラティエ、ジャンルカ・フストによる限定チョコレート「ジェムズ」が登場。アートと味覚が響き合うもうひとつの“カレイドス体験”が楽しめる。

↑キム・ジウォンは、ピンクモルガナイト、ガーネット、ペリドットが鮮やかな色彩のコントラストを生む「モーガナイトエクザバーランス」ハイジュエリーピンクゴールドネックレスで華やかに輝いた。さらにピンクインペリアルトパーズをあしらったピンクゴールドイヤリングと、幻想的な宝石装飾の自然モチーフがダイアルを彩る「ディーヴァ ドリーム」ハイエンドウォッチで装いを完成させ、会場でひと際存在感を放った。

オープニングイベントには多くの著名人が参加

9月17日には、一般公開に先立ちオープニングイベントを開催。高円宮妃久子殿下、東京都知事 小池百合子氏、駐日イタリア大使ジャンルイジ・ベネデッティ氏をはじめ、ブルガリ アンバサダーのキム・ジウォン、チャン・ウォニョン、森星、山下智久らが登場した。さらに中島健人、EXILE AKIRA、のん、井川遥、MIYAVI、桐谷美玲、大政絢、小雪、目黒蓮など、多彩なゲストが出席し、会場を華やかに彩った。

↑大政絢は、「エメラルド ライトスケープ」と名付けられた8.69カラットのザンビア産エメラルドをあしらったプラチナ製ネックレスに、八角形のコロンビア産エメラルドが施されたイヤリングを合わせた。さらに印象的なダイヤモンドリングと、エメラルドとダイヤモンドをあしらった「セルペンティ エテルナ」ハイエンドウォッチで装いを完成させ、優雅かつ華やかな存在感を放った。

国立新美術館のアトリウムで行われたガラディナーでは、そびえ立つ建築を背景に、ゲストは作曲家ロベルト・カッチャパーリアの音楽とヴォーカリスト小川栞奈の歌声に酔いしれ、華やかなひとときを過ごした。午前中に開催された記者会見には、ブルガリ グループCEOのジャン=クリストフ・ババンをはじめ、建築家の妹島和世・西沢立衛、現代美術家の森万里子、国立新美術館長の逢坂恵理子らが登壇。それぞれの立場から「ブルガリ カレイドス」が示す色彩のコンセプトについて語り合った。

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展は、色彩と文化が織りなす万華鏡のような体験ができる。宝石の輝きと現代アートが共鳴する空間で、五感を刺激する珠玉のマスターピースを自分の目で確かめたい。

 

【ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧】
開催期間:2025年12月15日(月)まで
休館日:火曜日
開館時間:10:00~18:00 毎週金・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
URL:https://www.nact.jp

主催:国立新美術館、ブルガリ
後援:在日イタリア大使館
観覧料:一般2300円 大学生1000円 高校生500円(税込)
中学生以下は入場無料
障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料

 

問い合わせ先:ブルガリ ジャパン TEL.0120-030-142 https://www.bulgari.com/ja-jp/

Text/平野翔太