150周年の節目を迎えるオーデマ ピゲ&スイス資本の新体制になったコルムが「ウォッチズ&ワンダーズ 2026」に参加を発表
スイスのラグジュアリーウオッチブランド【オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)】が、2026年4月14日(火)から20日(月)まで開催される「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」に参加する。150周年という大きな節目を迎える2025年、ブランドは“伝統と協働の精神”をテーマに、没入型エキシビションや街中でのアクティビティを通して、時計の本質を世界に向けて発信する。
150年の長い歴史を感じさせるポップアップも開催
1875年の創業以来、オーデマ ピゲはジュウ渓谷の職人やアトリエによる分業体制「エタブリサージュ」を礎に歩んできた。互いに技を持ち寄り、組み上げ、仕上げる。その積み重ねが、今日に至るまでの揺るぎないクラフトマンシップを形作っている。今回の出展では、その“過去から未来へつなぐ力”をインスピレーションに、個の卓越した技と協働の力がどのように響き合うのかを体感できる。さらに、会場「Palexpo」を飛び出してジュネーブ市内にも舞台が広がる。「In the City」プログラムの一環として、歴史的建造物「Pont de la Machine」でのポップアップも開催予定だ。スイス時計の伝統に触れ、新しい体験ができる特別な1週間になることは間違いない。
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」 Ref.26684ST.OO.1356ST.01 価格要問い合わせ/自動巻き(Cal.7136)、毎時2万8800振動、約55時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径38mm、厚さ9.4mm。5気圧防水。
問い合わせ先:オーデマ ピゲ ジャパン TEL.03-6830-0000 https://www.audemarspiguet.com/ja ※価格は記事公開時点の税込価格です。
スイスの名門コルムは「ウォッチズ&ワンダーズ」に初参加
スイスの名門高級時計ブランドCORUM(コルム)は、2025年4月にハソ・メフメドヴィッチCEO兼取締役会長によるMBOを経て完全なスイス資本に復帰した。新生コルムは満を持して、2026年4月にジュネーブで開催される世界最大級の高級時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ2026」に参加することを発表した。この参加は、新しい時代の幕開けを象徴するものである。刷新されたリーダーシップのもと、象徴的コレクションの再解釈や新作発表、自社製キャリバーの開発など、高級路線への移行を明確に打ち出している。独立性と創造的な大胆さを取り戻したコルムは、ブランドの歴史とDNAを尊重しつつ、コレクターや愛好家との絆をさらに深め、真のスイス高級時計メーカーとして再び世界にその存在感を示す決意である。
ハソ・メフメドヴィッチCEOは、「ウォッチズ&ワンダーズへの初参加は、コルムのグローバルな復活の出発点である。ブランドの創造力を完全に回復させ、歴史にふさわしい未来を築く決意を示す瞬間である」とコメントしている。
完全スイス資本への復帰からわずか1年足らずで、世界最高峰の見本市に挑むコルムの勢いは圧巻だ。新体制で生み出す新作を、ウォッチズ&ワンダーズで体感したい。
コルム「ヘリテージ コイン」 Ref.C082/04535 253万円/自動巻き(Cal.CO 082)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース、アリゲーターレザーストラップ。直径36mm、厚さ7.55mm。1気圧防水。世界限定700本。
【ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 財団(WWGF)】
2022年9月、ロレックス、リシュモン、パテック フィリップの主導で設立されたジュネーブの非営利団体WWGF。シャネル、エルメス、LVMHも参画し、「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」を通じて世界の時計産業の発展を目指している。いまや同イベントは時計界最大級の舞台となり、2025年には60ブランドが出展し、来場者数は55000人にのぼった。
問い合わせ先:ジーエムインターナショナル TEL.03-5828-9080 https://corumwatch.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/平野翔太(WN編集部)