<WATCHES & WONDERS 2025ほか上半期新作ルックバック>独立時計師アカデミー正会員・浅岡氏による【ハジメ アサオカ】のユニバーサルデザインウオッチ
毎年春にスイスのジュネーブで開催される世界最大の新作時計ショー、「ウオッチズ&ワンダーズ」などで発表された2025年発表のコレクションを改めて振り返る。今回は、【ハジメ アサオカ トウキョウ ジャパン(HAJIME ASAOKA Tokyo Japan)】のニューモデルを紹介。
モノ作りの真髄を示す斬新な逸品を開発
2015年にAHCI(独立時計師アカデミー)の正会員となり、2022年に現代の名工にも選出された浅岡氏は、中核となる東京時計精密を設立して「KURONO TOKYO」や「TAKANO」のブランドを展開している。無論、自身の名を冠するブランドにも情熱を注ぎ、2025年はユニバーサルデザインウオッチを発表。筒カナの隣にサスペンションを備えるなどして、誤ってマーカーや針を動かしてしまったとしても正しい時間に戻る世界唯一の機構を実用化させ、業界に新風を吹き込んだ。
筒カナに接続するサスペンションやボールベアリングで独自の機構を実現
ハジメ アサオカ「モントレアタクト(プロトタイプ)」 Ref.MontreATact 参考商品
ブレゲの触覚懐中時計(盲人用時計)からインスピレーションを得て開発したユニバーサルデザインウオッチ。風防が無く、赤いドットアワーマーカーと分用の1本針、外周部の立体的なアラビア数字に直接触れることで時刻を把握する。文字盤はピンクマザー オブ パール製。
スペック:手巻き(Cal .Montre A Tact)、毎時2万1600振動、約40時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース、ラバーストラップ。直径40mm。レインプルーフ。
問い合わせ先:HAJIME ASAOKA MAIL:web@hajimeasaoka.com http://hajimeasaoka.com/
◎本記事は『ウオッチナビ 2025 Summer Vol.98』より抜粋・編集しています。
Text/WATCHNAVI編集部