老舗ラグジュアリーブランドの最新トピックを紹介 「ブレゲ」、「ヴァン クリーフ&アーペル」、「L.ルロワ」
3つのラグジュアリーブランドから最新情報を紹介する。創業250周年を迎えた【ブレゲ(BREGUET)】は、卓越したクラフツマンシップの軌跡をたどる記念エキシビションを開催。【VAN CLEEF&ARPELS(ヴァン クリーフ&アーペル)】は、日本初のロザンジュ模様ファサードをまとった新ブティックをオープンし、詩的な世界観を体現する。そして、王侯貴族に愛されたフランスの名門【L.Leroy(L.ルロワ)】がついに日本初上陸した。
ブレゲ創業250周年記念エキシビション
1775年、アブラアン-ルイ・ブレゲによって創業されたブレゲは、革新性と卓越した時計製造技術によって、250年にわたり伝統と現代性を融合させてきた。創業250周年を迎える本年、創業の地パリを皮切りに世界各都市を巡回したアニバーサリーエキシビションが、いよいよブレゲ ブティック銀座に上陸する。
「Les Tiroirs du Temps(時の引き出し)」と題された本展は、先見性に満ちた発想、それを現実のものとしてきた職人たち、そして時計製造の未来を切り拓く現代のクラフツマンへのオマージュである。展示されるそれぞれの“引き出し”は、アブラアン-ルイ・ブレゲをはじめとする時計師たちが時代を超えて問い続けてきたテーマを象徴し、技術と哲学の探求の軌跡を浮かび上がらせる。
会場では、今年4月より発表されたアニバーサリーモデルに加え、東京で初公開となる限定モデルなどの新作を展示。アニバーサリーの世界観にあわせて特別にリデザインされた空間では、ミュージアムピースの特別展示や、スイス本社工房の職人によるクラフツマンシップのデモンストレーションも実施される。ブレゲが時を超えて受け継いできた美と精緻の結晶を、銀座の特別な空間で体感できる貴重な機会である。
【Les Tiroirs du Temps ~時の引き出し~】
会期: 10月24日(金)~11月3日(月)
会場: ブレゲ ブティック銀座
東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエック センター 3階
TEL:03-6254-7211
問い合わせ先:ブレゲ ブティック銀座 TEL.03-6254-7211 https://www.breguet.com/jp
日本初のロザンジュ模様ファサードが彩るブティック
2025年10月3日、ヴァン クリーフ&アーペルが銀座一丁目に新ブティックをオープンした。260㎡超の店内は、メゾンの世界観と卓越したクラフツマンシップを体感できる特別な空間として設計されている。銀座中央通りに面した外観には、日本初となるロザンジュ模様のファサードを採用。黒を基調にゴールドのグラデーションが映えるデザインが、ブランドの洗練を象徴する。
1階にはアルハンブラやペルレなどの代表作が並び、金箔と手描きによる自然モチーフが空間を彩る。2階ではマリッジリングやポエティック コンプリケーションなど、メゾンの技術と美学が融合したジュエリー&ウオッチコレクションを展開。また、アールデコ サロンとポエティック サロンの2つのVIPルームを設け、花や動物をモチーフにした刺繍パネルや映像演出が、ヴァン クリーフ&アーペルの詩的な世界を演出する。銀座の新たなランドマークとして、創造性とエレガンスが息づくブティックが誕生した。
【ヴァン クリーフ&アーペル 銀座1丁目店】
住所:東京都中央区銀座1-7-10
TEL:03-3563-1906
URL:www.vancleefarpels.com
営業時間:11:00~19:00(不定休)
問い合わせ先:ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク 0120-10-1906 https://www.vancleefarpels.com/jp/ja/home.html
フランス時計史を象徴する名門ブランドが日本上陸
1785年、時計職人シャルル・ルロワによってパリで創業した【L.Leroy(L.ルロワ)】は、王侯貴族に愛されたフランス屈指のウオッチメゾンだ。国王・皇帝の御用達時計師として名を馳せ、精密性と美を兼ね備えたタイムピースで、マリー・アントワネットやナポレオン、ヴィクトリア女王をはじめ、歴史に名を残す人物たちを魅了してきた。1900年パリ万国博覧会で最高賞を受賞した懐中時計「ルロワ01」は、975個の部品と27の複雑機構を備え、1989年まで世界最複雑時計として名を刻んだ伝説的な傑作だ。さらに1810年に製作されたタクトペンダントウオッチは、現代の「ミニッツリピーター フライングトゥールビヨン」にもインスピレーションを与えている。
現在、フェスティナ・グループの傘下で新たな章を歩むL.ルロワは、歴史的遺産と現代の創造性を融合。240年の伝統を今に息づかせながら、日本市場で新たな物語を紡ぎ始める。
問い合わせ先:オフィス麦野 TEL:03-5422-8087
Text/平野翔太(WN編集部)