藤原ヒロシ氏率いる「フラグメント」とのコラボ第3弾「タグ・ホイヤー カレラ」が登場
スイスの高級時計ブランド【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】がニューモデルを発表した。カルチャーのイノベーターとして世界的にその名を馳せる藤原ヒロシ氏のブランドであるフラグメントとのコラボレーション第3弾「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」が500本限定でリリース。価格は130万3500円。
7列ブレスレットのセンターもブラックで仕上げたこだわりのデザイン
藤原ヒロシ氏の時計に対する深い情熱は広く知られているが、タグ・ホイヤーとの関係は単なるブランド提携の枠を超え、優れた精度、控えめながらも大胆な革新性、揺るぎない機能美を共有する特別なパートナーシップとして確立されている。この類まれなコラボレーションは、2018年の第1弾において「タグ・ホイヤー カレラ」をベースに無駄を削ぎ落とした現代的な再解釈を実現し、2020年の第2弾では「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」をグラフィカルでハイコントラストな意匠でアレンジ。いずれも藤原ヒロシ氏を象徴する“ブラック&ホワイト”を全面的に採用し、瞬く間にコレクターの注目を集めるアイテムとなった。
第3弾として登場する「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」は、ポリッシュとサテンの仕上げが丁寧に施された直径39mmのステンレススチール製ケースに“グラスボックス”スタイルのドーム型サファイアクリスタルを備える。深くマットな質感のブラックオパーリンダイヤルの3時・6時・9時位置には3つのサブダイアルをレイアウトし、ここにホワイトのアウターフランジを配した。センターに設けた時分針とクロノグラフ針、サブダイアルのマーキングをシルバーでアレンジすることで、シンプルで洗練された表情を作り上げている。注目すべきは12時位置の日付表示で、ディスクの1日と11日がフラグメントのシンボルであるサンダーボルトロゴになっている点。本機ならではの遊び心あるディテールとなっている。また、文字盤のベース部分と3つのサブダイアルに高低差をつけることで空間に奥行が生まれ、視認性も高めている。さらにブレスレットには、ブランドの伝統的意匠である7連の“ビーズオブライス”タイプを採用。サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたステンレススチール製の7列構造に、センターリンクにブラックPVDを施しており、装着時には一段と存在感のある輝きを放つ。
藤原ヒロシ氏は、本機の制作について次のように述べている。
「『タグ・ホイヤー カレラ』を眺めていると、すでにデザインされ、表現される準備が整ったフォルムとストーリーが見えてきます。今回の新作における私の役割は、その構造に耳を傾け、そのバランスを守る決断を下すことでした。あらゆるディテールに存在意義を証明することを求めました。ですから存在理由のないものは一切加えられていません」
自社製ムーブメント「キャリバー TH20-00」を搭載
本機は、コラムホイールと垂直クラッチを組み合わせた高性能クロノグラフ機構を備える自社製の自動巻きムーブメント「キャリバー TH20-00」を搭載。双方向巻き上げによる効率的なエネルギー供給を実現し、約80時間ものロングパワーリザーブを確保するなど、日常使いに十分応える実用性を備えたムーブメントだ。タグ・ホイヤーのエンブレムを再解釈したグラフィック装飾が施されるローターも見どころで、その姿は裏ブタのサファイアクリスタル越しにじっくりと鑑賞することができる。パッケージにも、タグ・ホイヤーとフラグメントのロゴをあしらったブラック×ホワイトのコントラストを効かせたデザインを採用。タイムピースは特別仕様のブラックボックスに収められ、エンボス加工を施したブラックポーチまで付属するなど、細部に至るまで徹底したこだわりが息づいている。この「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」ははすでに好調な売れ行きを見せており、完売が目前とのことだ。
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ x フラグメント リミテッドエディション」 Ref.CBS221B.BA0045 130万3500円/自動巻き(Cal.TH20-00)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径39mm。100m防水。世界限定500本。
問い合わせ先:LVMHウオッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈