【マイスタージンガー】&【ガガ ラボラトリオ】独自路線を貫く超個性派ブランドの最新タイムピース
世界中には無数の時計ブランドが存在しているが、圧倒的なオリジナリティを備えたブランドとなると、その数は驚くほど限られる。今回は、その中から“シングルハンド”の機械式時計を手がけるドイツブランド【マイスタージンガー(MEISTERSINGER)】と、2024年にローンチされた新鋭ウオッチブランド【ガガ ラボラトリオ(Gagà Laboratorio)】をピックアップ。独自性と存在感に満ちた両ブランドの最新コレクションを紹介する。
最新コレクション「カエノス」に新ストラップ投入
2001年、ドイツ・ミュンスターで誕生したマイスタージンガーは、複雑さを削ぎ落とした独自の時間哲学を体現するブランドとして、その存在感を確かなものにしてきた。複数の針を使わず、あえて1本の針だけで時を読み取る“シングルハンド”は全コレクションに採用され、静かに移ろう時間の感覚を表現する象徴的な要素となっている。今回、ブランドはWatches and Wonders Geneva 2025で初披露した「カエノス」の新バリエーションを発表。同モデルはスポーティかつモダンな佇まいを見せながらも、マイスタージンガーの根幹にある静謐で均整の取れたデザイン言語を継承。発表直後に国際デザイン賞を受賞しており、その外観の美しさは折り紙付きだ。
「カエノス」に、新たに追加されたのはレザーストラップとテキスタイルストラップの2種類。まずレザーストラップは、サンド、ダークブルー、ブラック、オレンジの4色展開となり、サンドやダークブルーは落ち着いたモダンな印象を強め、ビジネススタイルにも自然にフィット。ブラックは控えめながら品格を漂わせ、どんなシーンでも時計そのものの造形を引き立てる。一方でオレンジは鮮やかなエネルギーを腕元に与え、スポーティな側面を明確に主張するアクセントとなる。テキスタイルストラップはブルー、コーラル、ブラック、グレーの4色展開で、軽量性と快適なフィット感が魅力だ。ブルーやコーラルは腕元にリズムを生むポジティブな差し色として機能し、対照的にブラックやグレーは、装いを選ばない万能性を備え、日常のさまざまなスタイルへ自然に調和する。これらの新ストラップの追加によって、「カエノス」はスタイリングの幅を大きく広げ、コレクションとしての懐の深さを増した。既存のメタルブレスレットも含めると、より理想の一本が見つけやすくなったことは間違いない。
マイスタージンガー「カエノス」
レザーストラップ、テキスタイル 45万1000円
メタルブレスレット 49万5000円
自動巻き(Cal.SW400)、38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径40mm。10気圧防水。
マイスタージンガー「カエノス オープンデイト」
レザーストラップ、テキスタイル 50万6000円
メタルブレスレット 55万円
自動巻き(Cal.SW200)、38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径40mm。10気圧防水。
問い合わせ先:サイプレストレーディング TEL.06-6459-4140 https://meistersinger-watches.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
時計メディアのレボリューションとのコラボが実現
今夏、日本上陸を果たしたガガ ラボラトリオは、2004年にガガ ミラノを立ち上げたルーベン・トメッラが、マニュファクチュール・ガガ SAで培った高級時計の設計・製造の専門技術を土台に2024年に創設。イタリアならではの官能的なデザインセンスと、スイス時計製造の精密さを融合させ、その創造性と技術力は早くも多方面から高く評価されている。日本展開の第一弾コレクション「ラボルマティック」から登場する世界100本限定モデル「ラボルマティック・ルーチェ」は、時計メディアの世界的権威 レボリューションとのコラボレーションによって誕生した。アートディレクターのモー・コッポレッタは、レボリューションと創刊者のウェイ・コーが築いてきた文化的影響力に深い敬意を捧げ、その精神を光として象徴化することを目指して設計。イタリア語で“光”を意味する “ルーチェ(Luce)” が示す通り、創造性、知識、そして時計への情熱を象徴する“光”をテーマとしたモデルに仕上がっている。
文字盤はラピスラズリを巧みに取り入れた4セクター構成で、12時位置にディスク式の時表示、中央に分表示ダイヤル、円形のスモールセコンドをレイアウト。インデックス全体に施されたスーパールミノバは、深いブルーを湛える文字盤と相まって夜空のような輝きを描き出し、暗闇の中でも確かな存在感を放つ。イタリア製サフィアーノレザーを採用したブルーストラップが文字盤の色調と調和し、腕元に洗練された統一感をもたらす点も魅力だ。内部には約68時間のパワーリザーブを誇るラ・ジュー・ペレ製ムーブメント「キャリバー LJP-G100」を搭載し、芸術性と実用性を高度に両立。世界限定100本の「ルーチェ」は、公式オンラインサイトにおける50本の先行販売に続き、12月から厳選されたガガ ラボラトリオ取扱店にて発売がスタートしている。
ガガ ラボラトリア「ラボルマティック・ルーチェ」 Ref.GALMLU001 97万9000円/自動巻き(Cal. LJP-G100)、毎時2万8800振動、約68時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース(シースルーバック)、サフィアーノレザーストラップ。直径42 mm、厚さ13.3 mm。5 気圧防水。世界限定100本。
問い合わせ先:大沢商会 時計事業部 TEL.03-3527-2682 https://josawa-watch.com/gagalaboratorio.html ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/三宅裕丈