極限×個性×コラボレーション 「ボストークヨーロッパ」が放つ最新3モデルを一挙紹介
極限環境での使用を前提としたタフネスと、他に類を見ない独創的なデザインで注目を集める独立系ウオッチブランド【VOSTOK EUROPE(ボストークヨーロッパ)】。本特集では、氷河の輝きをそのまま写し取ったミラーウオッチ「エクスペディション・グレイシャー」、宇宙由来をテーマにした異形の限定モデル「オブジェクトX」、そしてレーシングレジェンド・マックス織戸選手とのコラボレーション第3弾となるグリーン基調の「ソーラークロノグラフ」という、個性際立つ最新3作をまとめて紹介する。過酷な環境に耐える確かなスペックと、物語性を纏ったデザインが融合したボストークヨーロッパの現在地が、ここに凝縮されている。
鏡面ポリッシュ仕様の限定モデル
氷河から生まれたミラーウオッチボストークヨーロッパの新作「エクスペディション・グレイシャー」が、世界限定500本で登場した。本作は、極地探検を想起させる同ブランドらしいタフネスと、氷のように研ぎ澄まされた美しさを融合させた意欲作である。
リトアニア発のアドベンチャーウオッチブランド「ボストークヨーロッパ(ボストークヨーロッパ)」は、過酷な環境下での使用を前提とした設計思想で知られる。本モデル「エクスペディション・グレイシャー」は、その哲学を踏まえつつ、これまでにない鏡面美を前面に押し出したコレクションとして位置づけられる。
最大の特徴は、ケース、ブレスレット、文字盤、針に至るまで、すべてを鏡面ポリッシュ仕上げで統一している点にある。光を受けて反射するその姿は、まるで極地の氷河が朝日を浴びて輝くかのようであり、冷たさと透明感、そして圧倒的な存在感を同時に放っている。氷の塊から削り出されたかのような外観は、一般的なツールウオッチとは一線を画す。
風防には、ボストークヨーロッパの定番であるK1クリスタルガラスではなく、氷河のイメージを優先してサファイアクリスタルを採用。分厚いドーム型形状とすることで、視覚的な迫力と高い耐傷性を両立している。さらに、スーパールミノバによる夜光塗料が施され、暗所や極地環境でも高い視認性を確保している。
性能面においても妥協はない。防水性能は200m(20気圧)を誇り、スイミングはもちろん、極寒の雪原や過酷なアウトドア環境にも対応する設計である。ムーブメントには、日本製の自動巻きムーブメント「TMI NH35」を搭載。安定した精度と信頼性を備え、日常使いからアクティブなシーンまで幅広く対応する。
また、本作には特製のアクリルボックスが付属する。氷の塊をイメージしたこのパッケージは、時計本体の世界観をそのまま具現化したかのような仕上がりであり、所有欲とコレクション性を大きく高めている。開封体験そのものが、一本のストーリーとして完結する点も魅力である。
「エクスペディション・グレイシャー」は世界限定500本のみの生産となり、希少性も十分だ。自分へのご褒美としてはもちろん、冬のギフトやクリスマスプレゼントとしても強い印象を残すだろう。氷河のように冷たく、そして力強く輝くこの一本は、ボストークヨーロッパの新たな個性を象徴するモデルである。
ボストークヨーロッパ「エクスペディション・グレイシャー」 Ref.NH35-592A784 9万9000円/自動巻き(Cal.TMI NH35)。ステンレススチールケース&ブレスレット、ドーム型K1クリスタルガラス(反射防止加工)。直径43mm、厚さ15.4mm。20気圧防水。世界限定500本。
宇宙を想起させるユニークウオッチ
独立系ウオッチブランドボストークヨーロッパ(ボストークヨーロッパ)が、世界限定1000本の新作モデル「オブジェクトX」を発売開始した。本作は、Born Beyond Earth(地球外で生まれしもの)をテーマに掲げ、未知なる宇宙の存在を想起させるデザインと、極限環境での使用を前提としたスペックを融合させた意欲作である。
ボストークヨーロッパは、「極限で使用できる腕時計」をブランドコンセプトに掲げ、過酷な環境下での信頼性を追求してきた。オブジェクトXはその思想をさらに拡張し、宇宙旅行での使用すら想定したモデルとして位置づけられている。
本モデルのデザインは、未確認天体オブジェクトXにインスパイアされている。ケースは直径47mmのブルーPVDステンレススチール製で、ベゼルには漆黒のセラミックリングを埋め込み、未知の物質を思わせる強烈な存在感を放つ。力強くも異質な造形は、「地球外由来」というコンセプトを視覚的に体現している。文字盤には、星屑のような輝きを放つブルー・アベンチュリンを採用。中央にはXを象った大型夜光が配され、その周囲には4基のトリチウムブリックを配置している。暗闇の中で浮かび上がるその表情は、宇宙空間に漂う未知の天体を連想させ、唯一無二のビジュアルを形成している。
ケースバックにも強烈な個性が宿る。裏蓋には赤く染まったガラスを使用し、その奥で自動巻ムーブメントが鼓動する様子を確認できる。まるで異星船のエネルギーコアを覗き込んでいるかのような演出であり、表側とは異なる内部宇宙を感じさせる仕上がりである。
ストラップは2種類が標準で付属する。ひとつは高発色レッドのシリコンストラップで、エネルギーや熱を象徴する力強い印象を与える。もうひとつは全面夜光仕様のブルーストラップで、暗闇の中で残光のように浮かび上がる宇宙的表現を楽しめる。また、別売でステンレス製ブレスレットにも対応しており、スタイルや用途に応じたカスタマイズが可能である。
スペック面もボストークヨーロッパらしく妥協はない。20気圧(200m)防水、スクリューバック構造、K1ドームクリスタルを備え、ムーブメントには信頼性の高いTMI NH35自動巻を搭載。タフネスと実用性を高次元で両立している。
「オブジェクトX」は世界限定1000本のみの生産となり、特製のVE専用フラットボックスが付属する。未知なる宇宙へのロマンと、実用時計としての確かな性能を併せ持つ本作は、ボストークヨーロッパのコンセプトを最も象徴する一本であり、まさに宇宙から来た腕時計と呼ぶにふさわしい存在である。
ボストークヨーロッパ「オブジェクトX」 Ref.NH35-599E776 9万9000円/自動巻き(Cal.NH35)。ステンレススチールケース&ブレスレット、ドーム型K1クリスタルガラス(反射防止加工)。直径48mm、厚さ16mm。20気圧防水。世界限定1000本。
レーシングドライバー織戸選手とのコラボ第3弾
レーシングレジェンド・マックス織戸選手とボストークヨーロッパ(ボストークヨーロッパ)によるコラボレーションウオッチ第3弾の制作が始動した。レッド、ブルーに続くシリーズ第3作目は、グリーンを基調としたソーラークロノグラフモデルとして企画されており、2026年のリリースが予定されている。
ボストークヨーロッパは、「極限で使える腕時計」をコンセプトに掲げ、過酷な環境下でも信頼できるタイムピースを数多く生み出してきた。その思想はモータースポーツの世界とも親和性が高く、長年第一線で活躍を続けるマックス織戸選手とのコラボレーションは、ブランドを象徴するプロジェクトのひとつとなっている。
今回発表された第3弾モデルは、織戸選手のイメージカラーであるグリーンをデザインの主軸に据えた一本である。スポーティかつ精悍なカラーリングによって、レーシングドライバーとしてのキャラクターとスピード感を視覚的に表現する構成となる見込みだ。現時点ではイメージ段階ながら、その方向性は明確であり、今後の続報が注目される。
ムーブメントには、ボストークヨーロッパの人気シリーズでもあるソーラークロノグラフを採用予定である。光を動力源とするソーラーパワー機構により、電池交換の手間を省き、環境への配慮と高い実用性を両立。日常使いからプロフェッショナルユースまでを想定した、扱いやすいクロノグラフとして仕上げられる。
付属品としては、MAX ORIDO専用デザインの保管ケースが用意される予定であり、コラボレーションモデルならではの特別感を演出する要素となる。時計本体のみならず、トータルでの完成度にも配慮された構成である。
スペック面では、200m防水、K1クリスタルガラス、堅牢なケース構造といったボストークヨーロッパの定番仕様を継承。日常生活はもちろん、アウトドアやサーキットといった過酷な環境にも対応するタフネスを備える。
本モデルは現在制作段階にあり、今後は開発の裏側や詳細仕様も順次公開される予定である。マックス織戸選手のレーシングスピリットと、ボストークヨーロッパの実用主義が融合した第3弾ソーラークロノグラフは、2026年に向けて大きな期待を集める存在となりそうだ。
ボストークヨーロッパ「ソーラークロノグラフ」 Ref.NH35-592A784 クオーツ。ステンレススチールケース、ラバーストラップ、K1クリスタルガラス(反射防止加工)。直径43mm、厚さ15.4mm。20気圧防水。2026年発売予定。
問い合わせ先:ANDOROS TEL.03-6450-7068 https://vostok-europe.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/平野翔太(WN編集部)