コラボウオッチが集結した「ルイ・エラール」の限定フェア&「H.モーザー」の日本法人が設立

個性的な時計づくりで注目を集める【ルイ・エラール(Louis Erard)】は、人気コラボモデルを揃えた限定フェアをISHIDA表参道で開催。一方、約200年の歴史を誇るH.モーザーは日本法人を設立し、国内での展開をいよいよ本格化させた。表現方法は違えど、どちらも今のスイス時計を感じさせる動きといえるだろう。

限定ウオッチが勢ぞろいするフェアを開催

 

スイス時計ブランド「ルイ・エラール」の限定コラボレーションモデルを集めた「ルイ・エラール限定コラボレーションモデルフェア」が、2026年2月1日(日)まで、ISHIDA表参道で開催される。独自の視点で時計業界に刺激を与え続けるルイ・エラール。本フェアでは、世界中のコレクターを惹きつけてきた希少な限定モデルを中心に、ブランドらしい遊び心と高いクラフツマンシップを感じられるラインアップが揃う。最新作としては、「アストロボーイ」や「コンスタンチン・チャイキン」とのコラボモデルも登場し、ひと目で印象に残るデザインを楽しめる。バウハウスの思想をベースにしたアラン・シルベスタインによるポップなモデルや、スラブ神話をモチーフにしたコンスタンチン・チャイキンの独創的な時計をはじめ、ヴィアネイ・ハルター、ステファン・クドケといった個性派時計師とのコラボレーションモデルも豊富に揃う。

↑ルイ・エラール「ASTRO BOY/鉄腕アトム」

さらに、メティエダールと呼ばれる手仕事の魅力が詰まったモデルも見どころだ。手彫りエングレーブを施した「グラヴェ・マン」や、24Kゴールドの金糸を2340本使った象嵌ダイアル「フィル・ドール」、グラン・フー エナメルダイアルなど、伝統技法を取り入れながらも“ちょうどいいラグジュアリー”を体現した限定モデルが並ぶ。期間中に成約すると、純正ストラップまたは特製ノベルティがプレゼントされる(先着順、なくなり次第終了)。作り手のこだわりと遊び心が詰まった1本に出会える、貴重な機会となりそうだ。

 

問い合わせ先:大沢商会 時計事業部 TEL.03-3527-2682 https://www.josawa-watch.com/louis_erard.html

 

H.モーザージャパン株式会社が設立

約200年の歴史と革新的なデザインで知られるスイスの高級時計ブランド【H.MOSER & Cie.(H.モーザー)】は、日本法人となるH.モーザージャパン株式会社を設立した。2026年1月1日から営業をスタートし、日本市場への取り組みを本格化させる。あわせて、MELBホールディングス傘下の独立系ブランド「HAUTLENCE(オートランス)」も取り扱う。これまで日本では代理店を通じて展開してきたH.モーザーだが、世界的な評価の高まりと国内での安定した成長を背景に、よりダイレクトにブランドの魅力を伝える体制へと舵を切った。日本法人の設立によって、ブランドの哲学や世界観をより深く共有し、サービス面でも一層の充実を図っていくという。

H.モーザーは1828年にスイス・シャフハウゼンで誕生したマニュファクチュール。ヒゲゼンマイからテンプまでを自社で製造する高い技術力を持ち、年間生産本数は約4000本とごくわずか。その希少性も大きな魅力だ。ロゴさえも排したミニマルなデザインは、H.モーザーの大きな特徴のひとつ。シンプルな文字盤の奥には、長い歴史の中で培われた職人技が息づいており、現代的で洗練されたスタイルを確立している。その姿勢は、“Very Rare”というブランドの価値観を端的に表しているといえるだろう。近年では、F1チームのアルピーヌ・モータースポーツや、NFLスターのセイクワン・バークリーといった挑戦者たちとのパートナーシップも話題だ。

また、日本法人が取り扱うオートランスも見逃せない存在である。2004年創業のオートランスは、型にはまらない発想で時計づくりを続けるスイスの独立系ブランドだ。ブランド名は時計製造の聖地「ヌーシャテル(Neuchâtel)」のアナグラムに由来している。回転ディスクやジャンピングアワー、レトログラードミニッツなど、時間表示そのものを再解釈したモデルを数多く展開。アヴァンギャルドなデザインの内側には、スイス時計の伝統に裏打ちされた本格的な機械式ムーブメントが収められており、そのギャップこそがオートランスの魅力だ。

H.モーザーとオートランスという、方向性は異なりながらも強い個性を持つ2ブランドを擁するH.モーザージャパンの始動は、日本の高級時計シーンに新たな刺激を与えてくれそうだ。

 

問い合わせ先:H.モーザージャパン https://h-moser.com/ja/

Text/平野翔太(WN編集部)