リシャール・ミルの2018年チャリティーオークションは過去最高額となる4000万円オーバーで落札!
孤高のラグジュアリーウオッチメーカー「リシャール・ミル」が日本で行ったチャリティーオークションの結果が発表されました。出品作は世界唯一の『「RM 11-03 オートマティック フライバッククロノグラフ マクラーレン」特別製作モデル プロトタイプ』。7月1日〜9月30日の期間に入札された結果、落札額は歴代最高となる4188万2764円となったようです。
2011年から続くリシャールミルジャパンのチャリティ活動
あらゆる最先端技術を駆使し、素材も機構も前代未聞のタイムピースを作り続けてきたリシャール・ミル。その特殊性と希少性で世界中のセレブリティを魅了し、いまでは成功者の持つ腕時計としての地位を盤石のものとしています。
このブランドが日本でのチャリティ活動を開始したのは、2011年に発生した東日本大震災から。主導したのはリシャールミルジャパンですが、復興支援を目的にしたオークションに創業者であるリシャール・ミル氏も大いに賛同。ブランドのファミリーであるハリウッドスターやトップアスリートからも数多く出品され話題となりました。
それ以降、リシャールミルジャパンは継続的にチャリティーオークションを実施し、助けを必要とする方々への支援を行ってきたわけです。
そして、2018年にはリシャールミルジャパン基金を設立し、より一層チャリティー活動に力を入れていく姿勢を示しました。と同時に、設立の記者会見の場で新しいチャリティーオークションの開催を発表したのです。
今回、出品された『「RM 11-03 オートマティック フライバッククロノグラフ マクラーレン」特別製作モデル プロトタイプ』は、世界限定1本という言わずもがなのユニークピース。ケースバックに、McLaren F1 ドライバーのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの2名のサインがプリントされたスペシャルウオッチです。
通常販売するのであれば2300万4000円というこのモデルを対象に、7月1日〜9月30日の期間で封印入札形式によるオークションが行われた結果、最終落札額は4188万2764円に! これは過去最高の落札金額とのこと。リシャール・ミルファミリーの熱意が伝わってきます。
この落札金額は、リシャールミルジャパン基金によって以下の団体へと寄付されます。
・認定NPO法⼈ カタリバコラボスクール(東北)
・熊本県庁 熊本城・阿蘇神社等被災⽂化財復興支援委員会(熊本)
・ラファ・ナダル財団(スペイン)
・バッバ・ワトソン財団(アメリカ)
・YB アフレイド財団(ジャマイカ)
・マクラーレン社財団(イギリス)
欧米には「ノブレス・オブリージュ」という精神があります。助けを必要とする人をサポートする手段を持つ者が手を差し伸べることは、リシャール・ミルにとってはもはや義務なのでしょう。2001年のブランド創業、2010年のリシャールミルジャパン設立と、20年に満たない歳月を走り抜けてきたスーパーブランドは、これからも多くの人々に愛されていくに違いありません。