時計ジャーナリスト・大野高広が選ぶ「2018年のベスト5」――時計のプロが選ぶ俺的ベストウオッチ
腕時計専門誌「WATCHNAVI」が読者と正規時計専門店とともに導き出した「2018年 腕時計最強ランキング」。その番外編として、時計ジャーナリスト・大野高広が選んだ2018年のベストウオッチを発表します。果たしてどんな時計がランクインしたのでしょうか?
激震が続く時計界。こんなときこそ、掘り出し物のチェックを怠りなく!
●BEST5の選出基準「個人的事情で申し訳ありませんが、新社会人になる甥へのプレゼントとして選びました。予算は50万円まで。順位づけは並木浩一氏に倣って、“この1本について何時間説明を続けられるか”とい う基準で並べています。
●1年間の総括「時計界は経済の影響を受けやすく、スイス時計の輸出統計では2017年4月から続いたプラス成長がついに9 月、前年比6.9%のマイナスに。 バーゼルワールドからのスウォ ッチグループ離脱など激震は続きますが、逆にこんなときほど掘り出し物が見つけやすいもの。チェックは怠りなく」
【時計ジャーナリスト・大野高広が選んだ2018年のベストウオッチ 第5位】クロックツー「W35 ピュアブラック」
(大野さんのコメント)「右ボタンを押すと“IT ISHALF PAST SEVEN”(現在時刻は7時半)のように、言葉で時刻を表示するモダンアート時計。疲れて気分を変えたいとき、この遊び心に癒されてください」」
【第4位】ユンハンス「マックス・ビル メガ」
(大野さんコメント)「1990年に世界初の電波腕時計を作ったユンハンスの技術力と、“バウハウス最後の巨匠”マックス・ビルの魅力をいいとこ取り。日付修正も標準電波にお任せできて手間いらず」
【第3位】オリス「ダイバーズ 65 デイト」
(大野さんコメント)「逆回転防止ベゼルのエッジに、エイジングが楽しめるブロンズを使用。正面から見えると銅色が目立たないという、さり気ない感じがいい。ヴィンテージ調の夜光とも相性抜群です」
【第2位】タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー16 クロノグラフ」
(大野さんコメント)「プレーンなベゼルにバーインデックスを合わせ、すっきりフェイスに仕立てた新バージョン。落ちついたエレガントな印象で、スーツスタイルにもぴったり」
【第1位】ブライトリング「ナビタイマー 8 オートマチック 41」
(大野さんコメント)「アラビア数字インデックスと細長い針をシンプルにまとめた文字盤デザインに、両方向回転ベゼルの深いノッチが絶妙なアクセント。今季3針で一番のイケメンだと思います」