新生活用の腕時計はもう決まった!? フレッシャーズウオッチ選びの最適解【ボール ウォッチ編】

新しい日々のスタートを切る瞬間は、誰だってドキドキするもの。そんなとき、手首に着けた腕時計は時間を報せる以上に“お守り”としても活躍してくれます。新生活に向けて選び抜いた一本は、自分が成長していく時間を刻みながら、ふとした瞬間に初心を思い出させてくれるもの。さぁ、これから迎える新生活に向けて腕時計を一本選んでみてはいかがでしょうか?
今回は、圧倒的なタフスペックを機械式時計で追求し続けるアメリカ発祥のボール ウォッチから、それぞれのシリーズでエントリーに位置付けられる3モデルを取り上げます。

 

シンプルなデザインのなかに宿るタフスペック

ストークマンは、非常に魅力的な価格帯のハイスペックウオッチが揃うボール ウォッチのなかでもひと際手頃感の強いシリーズ。そのエントリーに位置付けられるのが本機「ストークマン ナイトブレーカー」です。同心円状の模様が入った文字盤にセットされるインデックスは、ボール ウォッチの標準仕様となっている自発光装置「マイクロ・ガスライト」。立体的に文字盤にセットされた12個のマイクロ・ガスライトインデックスは、3本の針に取り付けられたものと合わせて暗闇でもはっきりと時刻が読めるように発光してくれます。その姿は、まさしく“夜のとばりを切り裂く者”。100m防水に5000Gs耐衝撃性能と、堅牢性も十分です。

「ストークマン ナイトブレーカー」各12万5000円(税抜)左/Ref.NM2188C-S12J-WH 右/Ref.NM2188C-S12J-BK2 自動巻き(Cal.RR1103)、ステンレススチールケース、直径40mm/厚さ11.3mm、100m防水

8万A/m耐磁性能も備えた“エンジニア”仕様の屈強機

上記のストークマン ナイトブレーカーに備わっていた100m防水と5000Gs耐衝撃性能に加え、8万A/mの耐磁性能も有するのが、このエンジニアⅡ マーベライト。カバンなどの強力マグネットや、PC、タブレット、スマートフォン、その他ウエアラブルデバイスに時計がほぼ直接的な距離で干渉すると、金属で作られている腕時計は磁気帯びして精度が大幅に乱れる原因に。「エンジニア」とありますが、いまや多くの人が絶えず強い磁場に身を置いています。そんな時代には時計の耐磁性能は高いほど良く、8万A/mに耐えられればほぼ実生活での問題は生じないでしょう。インデックスのマイクロ・ガスライトも極太仕様で視認性は抜群。文字盤がブラック、グレー、シルバー、ブルーと4色展開と、好みで選べるラインナップも魅力です。

「エンジニアⅡ マーベライト」17万円(税抜)Ref.NM2026C-S10J-GY 自動巻き(Cal.RR1103)、ステンレススチールケース、直径40mm/厚さ13.15mm、100m防水

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創業の背景にある鉄道時計製造の伝統を色濃く残すクラシック機

1893年にアメリカ・オハイオ州クリーブランドで創業したボール ウォッチは、もともと北米の鉄道網に安全をもたらすための鉄道時計の規格を定め、自社でも時計を作り始めたことが背景にあります。こうした伝統を受け継ぐシリーズがトレインマスター。太く、見やすく設計されたアラビア数字のアプライドインデックスとドルフィン針、ドーム状のボンベダイアルといった古典的な時計の意匠がふんだんに盛り込まれています。ただそこはボール ウォッチなので、文字盤外周と針にはマイクロ・ガスライトを装備。伝統性に現代技術が織り交ざった、ほかにはない一本となっています。カレンダー表示もあえて日付と曜日をずらすことで、数字の[3]を残すデザインを採用。見た目こそシックですが5000Gs耐衝撃性能を有しており、いざというときにアクティブに動いても十分に応えてくれます。

「トレインマスター クリーブランド エクスプレス」22万4000円(税抜)Ref.NM1058D-SCJ-BE 自動巻き(Cal.RR1102-C)、ステンレススチールケース、直径41mm/厚さ12.5mm、50m防水

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優れた堅牢性と視認性を有した機械式時計で、しかも手の届きやすい価格にもこだわるところがボール ウォッチの魅力。ここでは取り上げていませんが、GMTやクロノグラフ、機械式温度計など、様々な機能を備えたモデルも他社と比べれば随分と手頃な価格から選ぶことができます。鉄道時計に始まり、いまや世界各国の冒険家からも愛されるボール ウォッチなら、人生のアドベンチャーでもきっと本領を発揮してくれることでしょう。