新生活用の腕時計はもう決まった!? フレッシャーズウオッチ選びの最適解【ボーム&メルシエ編】
新しい日々のスタートを切る瞬間は、誰だってドキドキするもの。そんなとき、手首に着けた腕時計は時間を報せる以上に“お守り”としても活躍してくれます。新生活に向けて選び抜いた一本は、自分が成長していく時間を刻みながら、ふとした瞬間に初心を思い出させてくれるもの。さぁ、これから迎える新生活に向けて腕時計を一本選んでみてはいかがでしょうか?
今回は、スイス時計産業の聖地ジュネーブで1830年から歴史を重ね続けている名門ボーム&メルシエから3タイプの時計を紹介します。
相反する2つのスタイルが共存する「クリフトン クラブ」
ボーム&メルシエは、その長い歴史のなかで数多くの個性的なデザインに挑んできました。そうして磨き抜かれたセンスがいかんなく発揮されているのが、このクリフトン クラブです。正面から見るとベーシックなラウンドウオッチで落ち着いた雰囲気ですが、少し傾けると段差のついたミニッツスケールリングの側面にオレンジの彩りが出現。太く設計された時分針やアズラージュ装飾が施されたベゼルとあいまって、一気に躍動感が生まれます。12時位置には、黄金比率の象徴であり、ブランドのシンボルでもあるΦマークをダイナミックに配置。これらインデックスと針には夜光処理が施されており、暗所で違った一面を見せてくれます。厚さが10mmを切るエレガントなケースが、スポーティな3連ブレスやセイルパターンが型押しされたカーフレザーといったバンドの違いによって大きく印象を変える点もユニーク。厚さ10.3mmの自動巻きなどのバリエーションもあります。
自社開発ムーブメントを搭載したハイスペックな3針ウオッチ
クリフトンの名を冠するシリーズから、もうひと型をご紹介。クリフトン ボーマティックと名付けられた本機は、自社開発のムーブメントCal.Baumatic BM12-1975Aを搭載しています。この機械は120時間ものパワーリザーブを有し、シリコン製エスケープメントの採用で精度安定性と耐磁性を汎用機よりも大幅に向上させています。毎日使うことを想定した際の優れた利便性はもちろんですが、5日間パワーリザーブなのですでにある愛用ウオッチとの併用でも、ゼンマイを巻き上げて時間合わせを行うという手間はかなり減ることでしょう。日付表示を大きくデザインしており、視認性が高いのも魅力。もしオーナーになった際には、テンプを支えるルビーの固定パーツにご注目を。このような細部へのこだわりは、時計の品質の高さの証明でもあるのです。
ギフトにも最適なモダンドレススタイル「クラシマ」
ビジネスパーソンのパートナーとして世界中で親しまれているクラシマは、王道のラウンドシェイプにリーフ型針の組み合わせが特徴。本機ではセンターにバーティカルストライプを配し、立体感を演出しています。シルバーのインデックスもアプライド仕様のため、文字盤と同系色ながら存在感があります。それらを指し示すブルーハンドは鮮やかで、仕立ての良さをうかがわせます。ちなみにクラシマは、2針のクオーツウオッチや31mmのレディースウオッチなら10万円程度で購入可能。大切な人へのギフトとしても人気があるそうです。
約190年の歴史を持つボーム&メルシエは、現在、世界3大ラグジュアリーグループの一角であるリシュモン グループに属しています。数々のハイエンドブランドが顔を並べるなかで、フレッシャーズにも頑張れば手の届く価格帯を維持し続ける「時計界の良心」的な立ち位置ではありますが、実際はグループシナジーを生かしたムーブメントの開発や自社アーカイブにインスパイアを受けたデザインなど、あらゆる面でハイクオリティを追求。これほどの腕時計を身に着けていると自然と自信が生まれ、誰と対峙しても臆することなく応対できることでしょう。