ティソの時計製造の伝統が堪能できる10万円前後の新作2型がいよいよ発売

1853年創業の有名スイス時計ブランド「ティソ」より、今年の新作モデル2タイプの発売が始まりました。どちらも、腕時計発展の歴史を見てきたティソならではのクラシックデザインが魅力です。価格は7万7000円(税抜)〜。

1936年製コレクションを現代的に再解釈

新作の1型目は、20世紀初頭に腕時計が誕生し、時間を確認する携行品が懐中時計から腕時計へと移り変わった1936年に誕生した時計がルーツとなっています。

腕時計の黎明期は、懐中時計のケース上下にアーチを溶接し、ストラップを通して腕に巻きつけるデザインが主流でした。こうした背景を反映したのが、新作「ティソ ヘリテージ1936」です。

直径は大ぶりな45mmと、女性でも着けやすい36mmの2サイズ展開。ストラップもブラウンとホワイトで色分けされています。どちらもブランドロゴやインデックス書体、ブレゲ針と、往時のデザインコードを踏襲。裏蓋はハンター式で、ストラップを外して外蓋を開ければ美しいムーブメントの動きが鑑賞できます。

ティソ ヘリテージ1936
Gent:Ref.T104.405.16012.00
11万円(税抜)

Lady:Ref.T104.228.16.012.00
11万円(税抜)

【SPEC】
ムーブメント:手巻き(Gent)、自動巻き(Lady)
素材:ステンレススチールケース、レザーストラップ(Gent)、シンセティックストラップ(Lady)
サイズ:直径45mm(Gent)、直径36mm(Lady)
防水性:5気圧

ギョシェ装飾とオープンハートが美しいハイコストパフォーマンス機

新作のもう1型は、「ティソ トラディション オートマティック オープンハート」。こちらは腕時計全盛期の1950年代製造モデルを思わせるケースデザインと、文字盤に施された緻密な大麦柄のギョシェ装飾で、クラシックな雰囲気を演出しています。

一方で、文字盤の12時位置にはムーブメントの一部が確認できる「オープンハート」仕様を採用。およそ80時間駆動する高精度ムーブメント「パワーマティック80」の動きが、時間表示とともに楽しめます。

全体をシンメトリーデザインでまとめるために、日付表示は非搭載。ケースの直径は40mmで、厚さも9.4mmとなっています。

ティソ トラディション オートマティック オープンハート
Ref.T063.907.16.058.00
7万7000円

Ref.T063.907.11.038.00
8万2000円

Ref. T063.907.36.038.00
8万2000円

【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(パワーマティック80)
素材:ステンレススチールケース、レザーストラップ、またはステンレススチールブレスレット
サイズ:直径40mm、厚さ9.4mm
防水性:3気圧

【URL】
ティソ http://www.tissotwatches.com/