ブライトリングの「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」に参加する室屋選手が、レッドブル・エアレースで2連勝!!

究極の3次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは、残念ながら先日、今季をもっての終了が発表されました。その突然のニュースから間もない6月16日、第2戦のロシア・カザン大会が開催され、ブライトリングの「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」に参加する室屋義秀選手が、開幕戦に続いて2連勝を達成。次戦も優勝すれば、2017シーズン以来の年間チャンピオンとなり、レッドブル・エアレースの有終の美を飾るパイロットになります。

表彰台で連勝を喜ぶTeam FALKEN。左よりチームコーディネーターのロバート・フライ、室屋選手、タクティシャンのベンジャミン・フリーラブ © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

開幕戦からの好調を維持して第2戦へ

予選と決勝を合わせて延べ8万人が観戦する中、アジア人で唯一のマスタークラスパイロットである室屋選手が、開幕戦のアブダビ大会からの好調をキープし、第2戦カザン大会でも見事優勝を果たしました。室屋選手の連勝は、ワールドチャンピオンに輝いた2017年の第7・8戦以来です。

第2戦予選に臨んだ室屋選手は、3回のフリープラクティスで1分02秒台のフライトを連発するなど、一時はすべてでトップタイムを記録しましたが、その後、上回るタイムの選手が出現。さらに時間が経つにつれて風が強まったことで、タイムアタックが後の選手ほどタイムが出にくい厳しい状況に。最終フライトだった室屋選手は、ポイントが獲得できない4 位のタイムで終えましたが、今大会の自己ベスト1分01秒944をマークし、手応えを持って決勝へと臨みました。

タクティシャンのベンジャミンが示すデータを確認する室屋選手 ©Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool
世界遺産のカザン・クレムリンを背に繰り広げられた第2戦 ©Armin Walcher / Red Bull Content Pool

天候が悪化する中で勝負をかけたベストフライト

翌日の決勝も、天候の移り変わりが各選手のタイムに響く悪コンディションとなりました。とくにラウンド・オブ・14&8の間に風向きが逆方向へと変化。風を読みにくいラウンド・オブ8で室屋選手が対戦するのは、予選トップ通過のミカ・ブラジョー選手でした。そこで室屋選手は「これで負けたら仕方がない」という、ペナルティ覚悟の飛行を披露し、好タイムを記録。プレッシャーがかかったブラジョー選手はペナルティを犯し、室屋選手が次のラウンドに進出しました。勢いに乗った室屋選手はそのまま決勝ファイナル 4も制して、優勝を成し遂げました。次戦、第3戦はハンガリーのバラトン湖で7月13日・14日に開催されます。

 

室屋選手も参加するブライトリングの「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」

室屋選手はスイスの高級時計ブランドであるブライトリングが結成した、日本のモータースポーツ界を代表するアスリートで構成される「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」に参加しています。レッドブル・エアレースで活躍する室屋義秀さん、インディ500で活躍する佐藤琢磨さん、MotoGPで活躍する中上貴晶さんの3名は、それぞれ世界最高峰の舞台で活躍するレーサーでありながら、子供たちに夢を伝える活動にも積極的です。そんな彼らに共感するブライトリングは、今後も「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」を通じて各種活動をサポートし、特別イベントなども開催するということです。

【室屋選手着用モデル】ブライトリング クロノマット JSP Ref.A001B70PA 92万8800円
室屋選手が着用しているのが、ブライトリングのフラッグシップシリーズのひとつ、クロノマットの日本限定仕様。1984年の初代クロノマット誕生時に創案された、ライダータブ付きのサテン仕上げのラチェット式逆回転防止型ベゼルを備える。直径44mm。500m防水。自動巻き