ムーブメント自慢の手巻き式クロノグラフ――ブレゲ、パネライ、ジャガー・ルクルト、モンブラン
手巻き式クロノグラフとは、ムーブメントを愛でるモノです。今回は、希少なムーブメント自慢の時計を紹介しましょう。どれもブランドの思想が色濃く反映された名作ばかりです!
知っていれば通ぶれる「手巻き式クロノグラフ」の魅力(ヴァシュロン・コンスタンタン編)はコチラから!
古典とモダンをミックスする――ブレゲ「クラシック 5287」
初代ブレゲはクロノグラフ機構も得意としていましたが、現代のブレは、偉大な伝統に加えてクロノグラフムーブメントの名門だったヌーベル・レマニアを吸収合併することでレベルを上げています。スモールセコンドを半月型にすることでモダンに進化。ケース径も大きめにしています。手巻き、18KRGケース、ケース径42.5㎜。ムーブメントはCal.533.3。伝統的なスタイルで、ブレゲひげゼンマイを使用しています。
問:ブレゲ ブティック銀座 TEL.03-6254-7211
https://www.breguet.com/jp
ブランドの設計思想を楽しむ――パネライ「ルミノール1950 クロノ モノプルサンテ 8DAYS GMT チタニオ」
タフで精悍なパネライ特有のデザインコードは守りつつ、GMT、ナイト&デイ、ロングパワーリザーブ、そしてモノプッシャークロノグラフを備える高機能モデル。8時位置にプッシュボタンを備えているので、右手の親指でしっかりと操作できます。防水性能も10気圧防水と本格派です。手巻き、Tiケース、ケース径44㎜。大型プレートを使ってしっかりパーツを押さえる、タフな設計のCal.P.2004を搭載しています。
問:オフィチーネ パネライ TEL.0120-18-7110
https://www.panerai.com/ja/home.html
技法派らしい特殊構造――ジャガー・ルクルト「デユオメトル・クロノグラフ」
時刻用とクロノグラフ用とで異なる二系統の輪列を持つデユアルウィングシステムを考案し、クロノグラフ作動時も精度を劣化させません。向かって右側の表示が積算計で、60分と12時間を同軸上に並べて視認性を向上。6時位置には1/6秒を計測するフドロワイアントが収まります。手巻き、18KPGケース、ケース径42㎜。古典的なムーブメントとは異なる、機能的なレイアウトのCal.380A。香箱も2つ使用します。
問:ジャガー・ルクルト TEL.0120-79-1833
https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.html
古典的な機構を洒脱にまとめる――モンブラン「モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ リミテッドエディション 100」
モンブランが傘下に収めた名門ミネルバが、1920年代に製作したモノプッシャー式クロノグラフへのオマージュを込めました。グラデーション仕上げのグリーンダイアルに合わせて、レザー1本同系色に。ベージュ色の夜光塗料でヴィンテージ感も高めています。世界限定100本。手巻き、SSケース、ケース径40㎜。大きなテンワやブリッジ、穴石を使うことで、見栄えよく仕上げたCal.MB M13.21。
問:モンブラン コンタクトセンター TEL.0120-39-4810
https://www.montblanc.com/ja-jp/home.html