“夜明け”をテーマにした美しいグラデーションのエナメルダイアルを備えるクレドールが誕生
「クレドール」は、セイコーが持てる技術を余すことなく注ぎ、時計本来の美意識を凝縮した高級ドレスウオッチブランドである。その新作として、都会的でエレガントな人気シリーズ「リネアルクス」からクレドール誕生45周年を記念する限定モデル第5弾が発表された。美しいグラデーションのブルーエナメルダイアルは、宮内庁御用達の職人による手作業によって生み出されたという特別な逸品だ。価格は110万円。
クレドール45周年の門出を特別オーダーのエナメルダイアルで祝う
クレドールはブランド誕生45周年というアニバーサリーイヤーということで、年間を通して「ハンドワークス」をテーマにした職人による手の込んだスペシャルモデルを発表している。その第5弾として、ケースからブレスレットにかかる流麗なカーブラインが特徴の「リネアルクス」をベースに、ダイアルにエナメル装飾を施した限定モデルがリリースされることとなった。
本作のエナメルダイアルは、宮内庁御用達の七宝焼き(エナメル技法の一種)の専門店・安藤七宝店(下記に解説)の高度な技法によって生み出されたもの。透明感のある美しい表現が特徴で、そのデザインテーマはクレドール45周年の門出を記念する“夜明け”である。「暁の氷(冬の夜明け前の水面に浮かぶ氷)」をモチーフに、八角形が幾つも広がっていく模様をあしらって、中央のライトブルーから外側にゆくにつれてダークブルーへと深みが増すグラデーションデザインを用いた。
このグラデーションカラーは、職人が釉薬(ゆうやく)を絶妙な具合で調合したものを、土台となる純銀製の素地に差して、焼成、研磨する。この工程を繰り返し行うことで、ようやく1枚のベースとなるダイアルが出来上がるのだ。当然ながら、職人の卓越した技術と豊富な経験が不可欠で、手間と時間がかかるために限られた本数しか製造できない。極めて希少価値の高い逸品といえる。
<安藤七宝店>
1880年(明治13年)に大日本製造七宝会社を継ぎ、七宝の製造販売を目的として名古屋市で創業。1890年(明治23年)、銀座に支店を開く。1900年(明治33年)には宮内庁御用達となり、その後様々な万国博覧会にて多くの賞を受賞。現在までに伊勢神宮の七宝据玉(すえだま)や京都迎賓館の正面玄関の引き手に採用されるなど、多方面から七宝焼きの高い技術が評価されている。
問:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
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