独自の美的センスとエレガンスを融合させたドイツ/グラスヒュッテ流の「ブラック&ホワイト」

チェコ国境に近いドイツ東部に位置するグラスヒュッテの時計産業に多大な貢献を果たした19世紀の時計師、モリッツ・グロスマン。ドイツ時計界にとって重要なこの人物の功績を称える人々によって創立された「モリッツ・グロスマン」より、クラシカルなポケットウオッチに範を取ったエレガントなタイムピースがリリースされた。

モリッツ・グロスマン「ベヌー 37 ブラック」Ref.MG-002267 352万円/手巻き(自社製Cal.102.1)。約48時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)。直径37mm、厚さ9.2mm。18Kゴールドピンバックル付きの手縫いアリゲーターストラップ。片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル風防

トレンドに流されることのない「ブラック&ホワイト」

黒と白。これほどコントラストを成す組み合わせは他にはない。モード、建築、デザイン、さまざまな分野において、この組み合わせは常に近代的でありながら、決してトレンドに流されることがない。そして清廉でありながら、単調ではない。互いに両極にありながらいつの時代も完全に調和し合ってきたのだ。

そんなブラック&ホワイトを、モリッツ・グロスマンは“完璧なリエゾン(関係)”と定義する。このカラーコントラストを独自の美的センスとエレガンスで解釈し、同社のファーストコレクションであるベヌーに採用。新作「ベヌー 37 ブラック」を完成させた。

「ベヌー 37 ブラック」の細部に迫ってみる。輝きを放つ18Kホワイトゴールドケースに、ホワイトのエレメントを用いた漆黒の文字盤をセット。また、ステッチも黒で統一したブラックアリゲーターストラップにホワイトゴールドのピンバックルを備える。ブラックダイアル上には、ピュアなホワイトで描かれたモリッツ・グロスマンロゴと“Made in Germany”のクオリティマークを配置するなど、徹底してブラック&ホワイトによるエレガントな演出が施されている。

シルバーのパーツにも注目いただきたい。ユニークな菱形のあしらいを持つロザンジュ針とスモールセコンド針は、職人が手作業でポリッシングを施したもの。いずれも極細のため、高度な技術が生かされた証であると同時に、表示時刻を正確に読み取るための助けとなる。搭載している自社製キャリバー102.1は手巻きムーブメントで、その面取りやゴールドシャトンは芸術品に通じる質感高きもの。もちろんサファイアクリスタル製のシースルーバックを通し、このコンポーネントの美しさや仕掛けを堪能できる仕様になっている。

 

問:モリッツ・グロスマン ブティック TEL.03-5615-8185
https://ja.grossmann-uhren.com/