《時計の流行》他人とカブりにくいグラデーションダイアルのドイツ時計は超ハイコスパ

昨今、時計界のトレンドのひとつになっているのが、“グラデーションダイアル”である。文字盤色に階調を持たせ、独特の風合いに仕上げることで腕元を華やかにし、存在感を際立たせている。1927年から時計製造を行うドイツブランドの「チュチマ・グラスヒュッテ」も、新シリーズ「SKY(スカイ)」でグラデーションダイアルを取り入れた一社。かつてドイツ軍を筆頭に、NATO加盟国の空軍に制式採用のパイロットウオッチを供給するなど、由緒正しき歴史を持つ同社が仕立てたグラデーションダイアルウオッチについて深掘りする。

チュチマ・グラスヒュッテ「SKY」各20万9000円/自動巻き(Cal.330)。パワーリザーブ約38時間。ステンレススチールケース&ブレスレット。ドーム型の反射防止サファイアクリスタル風防。直径41mm、厚さ13mm。10気圧防水

チュチマ・グラスヒュッテの新シリーズ「SKY」は、活気に満ちあふれていた1970年代のライフスタイルを表現するモデルとして開発された。トレンドのグラデーションカラーダイアルはブルー、グリーン、レッド、そしてグレーの4色展開で、ビジネス利用にも役立つ日付&曜日表示を搭載している。鏡面仕上げの光沢感あるステンレススチールケースにミラネーゼブレスレットをセットし、クラシカルさとスタイリッシュさを併せ持ったデザインを構築している。

ドイツの伝統的な時計作りを継ぐブランドが“価格以上の価値”を提供

文字盤センターから外側にかけて濃淡のあるグラデーションダイアルには、ケースと同じ鏡面仕上げが施された針とインデックスが備えつけられている。これによってコントラストが強調されるのと同時に、時刻の判読性を高めることにも貢献している。ちなみにパーツを製造し、組み立ても行っているのがドイツ時計の聖地といわれているグラスヒュッテで、その証として文字盤に“GLASHÜTTE”と“MADE IN GERMANY”の表記が許されている。

また、本作はシースルーバックからの眺めも実にエレガント。搭載する自動巻き「キャリバー330」のローターには、チュチマ・グラスヒュッテの頭文字を象った18K製のメダル型パーツを設置し、精緻なメカニズムとともに見る者の印象に残る特別感なディテールとしている。

これだけのこだわりが施された「SKY」シリーズだが、驚くことにチュチマ・グラスヒュッテはエントリークラスとして位置づけている。グラスヒュッテに伝わるトラディショナルな時計製造技術、レトロモダンな外観、日常使用に適した実用機能を融合した本コレクションは、グラデーションダイアルウオッチの中でもひときわコストパフォーマンスに優れるモデルといえる。

問:モントレックス TEL.03-3668-8550

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