《限定時計》アメリカンスピリットを備えるブランド同士がコラボレーション――ハミルトン×Schott NYC

時計ブランド「ハミルトン」は、アメリカ鉄道の黎明期を支えた鉄道時計製造で名を馳せ、1957年には世界初の電池式時計「ベンチュラ」を発売するなど、先進技術を生かしたタイムピースで知られる存在となった。今回そのハミルトンが、同じ米国生まれでタイムレスなアメリカンスピリットを掲げていることで共通しているレザー製品の老舗ブランド「Schott(ショット)」とのコラボレーションを実現。特注のレザーストラップがセットされた限定仕様のカーキがリリースされる運びとなった。

ハミルトン「カーキ パイロット Schott NYC 限定モデル」Ref.H64735561 15万2900円/自動巻き(Cal.H-30)。80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。トップグレインのステアハイドレザーストラップ。直径46mm。20気圧防水。折りたたみ式専用ケース付き。世界限定1892本

2つのアメリカンスピリットの運命的な出会い

トレンドを生み、伝統を重んじるアメリカには、老舗と呼ばれるブランドが数多く存在する。ライダースブームの草分け的存在として知られる「Schott NYC」もそのひとつ。今回、アメリカにルーツを持つ時計ブランドの「ハミルトン」が、レザー製品を主軸とするファッションブランド「Schott NYC」と初めてタッグを組み、魅力的な限定ウオッチを完成させた。

ハミルトンとSchott NYCといえば、現在もアメリカンスピリットを重んじるブランド同士。意気投合するのも納得できる。両社は第二次世界大戦中、それぞれ腕時計とレザージャケットをアメリカ軍に供給し、1940年代からミリタリースタイルの象徴的なメーカーとなったのだ。そしてハミルトンの創業が1892年なのに対し、Schott NYCの創業者アーヴィン・ショットが生まれたのが同年1892年(Schott NYCの創業は1913年)。そんなめぐり合わせもコラボレーションを後押ししたのだろう。ちなみに限定数“1892”は、この年から採用したものだ。

専用のステアハイドレザーストラップの裏面には、ハミルトン× Schott NYCのロゴがエンボス加工されている

 

妥協なきクラフツマンシップとクリエイティビティで世界中にファンを持つ両社によるコラボ作「カーキ パイロット Schott NYC 限定モデル」は、ネーミング上だけの安易な協力関係から生まれたのではない。その証がレザーストラップで、Schott NYCが本作のためにセレクトしたトップグレインのステアハイドレザーを使い、同社工場で製造。軽量ながら強度のあるステアハイドレザーは、アニリン仕上げを施して連邦規格のミリタリーカラー“30099アースブラウン”にした。同色は第二次世界大戦中、そして現在もフライトジャケットのカラーに用いられている。

なおステアハイドレザーストラップは、使用当初は硬くてハリがあるものの、時間経過とともに自然と柔らかくなって手首に馴染んでいくのが特徴で、質感や風合いの変化も楽しみとなる。さらなる特典として、Schott NYC製の特別なレザーウオッチケースも付属される。

 

時計本体もこだわりの仕様で、46mmのビックサイズケースに、丸3日以上のパワーリザーブを誇るデイデイト表示付きのキャリバーH-30を搭載。短針に合わせた位置に時の表示を、長針に合わせた位置に2桁の分の表示を備えた航空時計特有の文字盤レイアウトを採用。そのアラビア数字とインデックス、さらには各針にライトグリーンに光るスーパールミノバ夜光を塗布。軍用色カーキグリーンのダイアルとのコントラストを明確にし、視認性を高めるとともにハイセンスなデザインも実現している。

 

問:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/