ウオッチナビが注目する新年の門出にふさわしい新作時計――スーツにも似合うスマートな「ベル&ロス BR05」
デザインはパリのオフィスで起こされ、スイスの工場で組み立てられるBELL & ROSS(ベル&ロス)のタイムピース。現在、同社のアイコンウオッチに位置づけられているBRシリーズのデビューは、2005年のことだった。スクエアケースにラウンドダイアルを組み合わせ、ベゼルを4本のビスで留めた衝撃作は、長く語り継がれる傑作デザインといえよう。そのBRシリーズに新たに加わったのが、「BR05」である。
BRシリーズ新章突入!! 街に溶け込む美しさが魅力
2019年9月、BRシリーズの基本デザインを踏襲しつつ、従来のテーマであるミリタリーとは真逆の“アーバン”を掲げた「BR05」が発売された。
歴代のBRシリーズといえば飛行士、潜水士、レーサーに向けたプロフェッショナルモデルが中心だったが、この「BR05」はそれらとは一線を画し、都会的なアウトラインとラグジュアリー感を強調している。スクエアケースの仕上げはサテンとポリッシュを使い分け、バックルに向かって幅が細くなるブレスレットをセットするなど、徹底的にディテールにこだわっている。
間もなく誕生15周年を迎えることになるBRシリーズにとって、「BR05」は新たなステージへと向かうチャレンジの一本といえる。なるほど、まさにこれは都会で“戦う”ビジネスマンのためのインストゥルメント(計器)の理想形なのだ。
美しさと実用性を兼備する新ラグジュアリースポーツとして
アーバンデザインとBRシリーズ固有のスクエアフォルムの融合は、すなわち“ラグジュアリースポーツ”のスタイルに落ち着いた。厚さを抑えることで、シャツの袖口にも収まるスタイリッシュな設計。休日のカジュアルファッションにもビジネススーツにも使える時計として、日本でも重宝されるに違いない。
しかし一方で、培ってきた堅牢な作りや繊細な仕上げ、判読性の高い文字盤をしっかり継承している。そしてブレスレット仕様のほか、ラバーストラップモデルもラインナップされるなど、汎用性が高いことからもBRシリーズのアイデンディが感じられる。
なお、ケースバックはフルスケルトンタイプのシースルーバックになっている。これはBRシリーズでは初めての採用だ。スポーツカーのホイールリムに着想を得たという、個性的なローターを備えており、今回は裏側を鑑賞するという楽しみも加わった。※上の写真は「BR05 スケルトン」の裏側。
問:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759
https://www.bellross.com/ja/